Firefox OS搭載の開発者向け端末、発売数時間で売り切れ

[ITmedia]

　スペインの新興スマートフォンメーカーGeeksphoneが4月23日（現地時間）に発売した開発者向け「Firefox OS」搭載端末「Keon」と「Peak」が、発売数時間で完売した。本稿執筆現在、Geeksphoneの販売ページには「現在品切れです。数時間後には販売を開始します」と表示されている。

　KeonとPeakは、Geeksphoneがブラジルの通信キャリアTelefonica Brasilと協力して開発した“開発者向けプレビュー端末”。1月にMozillaが発表した。

　Keonは1GHzのSnapdragon S1プロセッサ、4GバイトのROM、512MバイトのRAM、microSDスロットを搭載。ディスプレイは3.5インチで300万画素のカメラを備える。ネットワークはUMTS 2100/1900/900（3G HSPA）、GSM 850/900/1800/1900（2G EDGE）に対応。プレビュー端末なので、SIMフリーだ。Peakはもう少し高スペックで、プロセッサはデュアルコア1.2GHzのSnapdragon S4、ディスプレイは4.3インチ、カメラは800万画素と200万画素の2台を備える。

　Keonの販売価格は119ドル、Peakは194ドルだ。

Keon（左）とPeak（右）

　Geeksphoneは発売前日、公式Twitterで「明日開発者向け端末が発売ですが、買ってくれる人がいるでしょうか」とツイートしたが、杞憂に終わったようだ。