タッチパネルで「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14」は使いやすくなったのか?いろいろとご意見おありでしょうが(1/2 ページ)

» 2013年12月25日 21時49分 公開
[長浜和也,ITmedia]

表示文字も操作ボタンも大きくなったといえる

いまのところWiMAX 2+が使えるただ1つのデバイス「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14」

 2013年12月時点で、WiMAX 2+が使える唯一のデバイスが「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14」(以下、HWD14)だ。無線LAN、または、USB接続でデバイスと接続することでWiMAX 2+、そして、従来のWiMAXとKDDIが運用する800MHz帯対応4G LTEでデータ通信が利用できるモバイルルーターだ。USB接続の場合、WiMAX 2+なら下りで100Mbpsに近いデータ転送レートを発揮し、街頭の検証でも無線LAN接続でも、下りで40Mbps台前半の転送レートを確保していた。

 その、WiMAX 2+が使える唯一の手段「HWD14」は、タッチパネルを採用したことで、これまでのモバイルルーターに比べて設定操作がやりやすくなったことをアピールポイントの1つにしている。ディスプレイのサイズは2.4インチで解像度は240×320ピクセル。本体を持った手の親指でディスプレイの全域に無理なくタッチできる。

 HWD14のロック画面解除は、ディスプレイ表面のフリックでできる。フリックはどの方向に向かって行ってもいい。ディスプレイが消灯している場合は、本体側面の電源ボタンを押してディスプレイを点灯しないとフリックは有効にならない。電源ボタンは誤動作を防ぐためボディパネルと同じ面にそろえていて突起になっていない。また、デザイン的に正面のロゴを目立たないようにしていないのでディスプレイが消灯していると上下の区別がつきにくい。そのため、暗い場所で電源ボタンを押そうとすると、やや探しにくいかもしれない(実際、検証作業中に電源ボタンを探すために本体をくるりくるりと回しながら探したことがたびたびあった)。

ロック画面では設定している通信モードといま利用できる通信方式、受信感度、そしてバッテリー残量を確認できる(写真=左)。誤動作を防ぐため電源ボタンはボディパネルと同じ面にそろえている(写真=中央)。画面ロックはディスプレイを指でなぞるだけでいい(写真=右)

 「画面ロック」を有効にして暗証番号を設定していると、フリックしたあとにロック解除番号入力画面を表示する。画面に表示する番号入力キーのアイコンサイズは7ミリ、キーピッチは8ミリになる。タッチパネルの反応も影響しているかもしれないが、ゆっくりと確実にタップしないと誤入力しやすい。なお、画面ロック状態でもディスプレイ上部に、受信強度と有効になっているワイヤレスWANの種類、選択している通信モードの種類、バッテリー残量、HWD14に無線LANで接続しているデバイスの数を表示して状態を確認できる。

ホーム画面からすぐ使える機能は何がある

 ロックを解除して現れるトップ画面には、「Wi-Fi WALKER」のタイトルとともに、4個のメニューアイコンと、通信量カウンターを表示する。メニューアイコンは、「Wi-Fi接続情報」「省電力」「クイックメニュー」「設定」を並べている。このうち、上に並ぶ「Wi-Fi接続情報」「省電力」がある2つのメニューアイコンは、「設定」>「システム設定」>「ホーム画面設定」で割り当てる機能を変更できる。

 すべての設定項目は「設定」から階層を降りていくとアクセスできる。クイックメニューには、その中から使用する機会が多いとUQコミュニケーションズが考えた4種類の機能「通信モード設定」「ブリッジモード」「WPS」「SSID情報」を集めている。通信モード設定では、HWD14が利用できる通信方式から利用する種類を「ハイスピード」「ハイスピードプラスエリア」「ノーリミット」から選択して切り替える。利用する機会が最も多くなる設定項目だ。VPN接続と通常の接続でモードを切り替える「ブリッジモード」もユーザーによって利用機会が多いかもしれない。一方で、いったん設定できれば、新しいモバイルデバイスを追加しない限り「WPS」と「SSID情報」を使うことはあまりない。なお、ユーザーはクイックメニューで表示する内容を変更できない。

ホーム画面では、中央に4つのメニューアイコンが並ぶ。下の通信量カウンターには左端にデータ通信ステータスアイコンもある(写真=左)。クイックメニューからは「通信モード設定」「ブリッジモード」など4つのメニューを呼び出せる(写真=中央)。通信モード設定で、利用する通信方式を選択する(写真=右)

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