スマートフォン、または、タブレットと、新しいデバイスを購入する機会が多い新年度になった。スマートフォンを購入したユーザーが、一緒に用意する周辺機器がスマートフォンケース、そして、モバイルバッテリーだ。
モバイルバッテリーは、大容量モデルを選ぶユーザーと携帯しやすいスリムでコンパクトなモデルを選ぶユーザーに分かれる。大容量バッテリーでは、多くのモデルが容量1万mAhを超え、重さは300グラム前後が基準となってきた。大容量モデルを使いたいユーザーの場合、最近増えてきたタブレットも充電したい。この場合、充電出力インタフェースで、出力電流が2.1A以上に対応していることが望ましい。ほとんどの大容量モバイルバッテリーは、出力用に2基のインタフェースを用意して、そのうち1つは2.1A出力に対応している。
一方で、最近になって容量より軽さを重視するモバイルバッテリーユーザーも増えてきた。このようなユーザーでは、カバンに収納しやすいボディ形状、特に薄くてコンパクトなモデルを好む傾向にある。スリムコンパクトといっても、容量が5000mAh前後のモデルも多い。この場合、重さは150グラム前後というのが標準だ。容量が2000mAhクラスになると、重さは100グラムを切って60〜70グラム前後となる。
ここでは、ITmedia Mobileで2013年12月から2014年4月までに紹介したモバイルバッテリーから、1万mAh前後の大容量モバイルバッテリーとスリムボディで容量が5000mAh前後、または、2000mAh前後で重さが70グラム前後のモデルをまとめてみた。スマートフォンやタブレットを購入して一緒に買いたいモバイルバッテリーで迷っているユーザーは、この記事を参考に自分の使い方にあったモバイルバッテリーを選んでいただきたい。
フォーカルポイントの「mophie powerstation XL」は、iPadを2台同時に充電できる2つの高出力ポートを搭載した、1万2000mAh容量のモバイルバッテリーだ。最大2.1アンペアのUSBポート×2と高性能バッテリーセルの採用により、接続した機器に応じて電力供給をコントロールすることが可能。ボタンを押してバッテリー残量を視覚的に確認できる4つのLEDインジケータランプも備えている。本体充電用にはMicro USBポートを使用している。サイズは約72(幅)×約114(高さ)×約23(奥行き)ミリで、重量は約439グラム。
サンワサプライの「ノートパソコン用モバイルバッテリー(充電器・大容量12000mAh・2ポート出力・ノートPC・iPad・iPhone・タブレット・スマホ対応) 700-BTL012BK」(以下、700-BTL012BK)は、容量12000mAhのモバイルバッテリーだ。ノートPC用に9種類の変換プラグが付属する。また、ノートPCに合わせてDC出力12V/16V/19Vでの電圧値を変更可能。USB出力ポートは2.1Aと1Aの2つを備え、タブレット/スマートフォンの2台同時充電も行える。サイズは78(幅)×170(高さ)×18(厚さ)ミリで、重さは約373グラム。価格は9980円。
アユートの「Power bank 8000mAH」は、スリムなアルミデザインケースに容量8000mAhのリチウムポリマーセルバッテリーを内蔵。2つのUSB出力ポートを備え、1ポートは最大出力2アンペアのためスマートフォンやタブレットなどの同時充電も可能だ。また、バッテリー残量を4段階で確認できるLED表示機能も用意した。本体サイズは68(幅)×156(高さ)×10(厚さ)ミリ、重さは207グラム。直販価格は4450円。
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