米Googleのクラウドサービス「Googleドライブ」のAndroidアプリが5月8日にアップデートされた。Google Playの新機能の説明は「バグの修正とパフォーマンスの改善」となっているが、このアップデートでこれまで可能だったドキュメントとスプレッドシートのアプリ内での編集ができなくなった。
4月末に公開された「Googleドキュメント」と「Googleスプレッドシート」の単体アプリをインストールしていない端末でドキュメントを開こうとすると以下のような画像が表示され、アプリのインストールを促される。
インストールしていればシームレスに単体アプリが起動して編集画面になり、編集を完了するとGoogleドライブアプリではなく、GoogleドキュメントあるいはGoogleスプレッドシートアプリのトップページに戻る。
Googleドライブアプリは、ドキュメントや写真の閲覧や共有のためだけのアプリになった。
モバイルアプリの機能を単体アプリに分割する動きはGoogleの他、米Facebookにもみられる。Facebookはメッセージング機能を公式アプリの他、単体アプリ「Facebookメッセンジャー」でも提供しており、近いうちにFacebookアプリからはメッセージング機能を削除するとしている。
機能を単体アプリに分割することには、アップデートサイクルを迅速にできるといった利点がある。
なお、iOS版Googleドライブアプリ(5月1日アップデート版)ではドキュメントの編集ができなくなっており、単体アプリからファイルを開く必要がある。
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