カメラはXperia Aの1310万画素と比べれば2070万画素と大幅にスペックアップ。撮像素子はフラッグシップと同じく、コンパクトデジタルカメラ級の1/2.3型の大型CMOSセンサーだ。レンズもGレンズを採用している。もっともこの点はXperia Z1 fと同じともいえる。インカメラも220万画素となった。
カメラのソフト面では、プレミアムおまかせオートや、ARエフェクト、タイムシフト連写など最近のXperiaでおなじみの機能が使え、数秒間の動画を撮影して投稿する「Vine」といったカメラアプリも最初からインストールされている。さらに、カメラの機能をユーザーが追加できる「プラスアプリ」にも対応した。ただし4K動画の撮影には対応していない。
日本語入力システムはPOBox TouchからXperia Z2などと同じ「POBox Plus」へと進化した。これまで長押しで呼び出していたキーボードサイズの変更がワンタッチでできるなど操作性を向上。キーボードサイズの変更やキーボードの収納時にアニメーションを入れることで、「どんな操作をしたか気付くようにしている」とのこと。これで間違った操作をしても、自分が何をしたかわかりやすく、スマホが初めてという人にはありがたいだろう。

文字入力ではARROWS NX F-05Fが搭載する「Super ATOK ULTIAS」が注目されているが、Xperia A2の文字入力も強化された。これはワンタッチでサイズを変更しているところ(写真=左)。「そにーまばいる」と間違って入力しても、予測変換に正しい用語「ソニーモバイル」が表示されている。全文消して打ち直し、という手間が減るだろう(写真=右)
音楽を聴くなら「WALKMAN」アプリ。もっともハイレゾ音源の出力に非対応、ノイズキャンセリング機能もなし。それでも「CelarAudio+」「イコライザー」「ダイナミックノーマライザー」「クリアステレオ」「Clear Phase」「xLOUD」など多機能な点はいまだ魅力だフィーチャーフォンからの乗り換えユーザーを意識したのか、短縮ボタンがあるケータイ風なユーザーインタフェースの「シンプルホーム」も用意されている。また、Xperiaならではの音楽プレーヤーアプリ「WALKMAN」も当然プリセット済みだ。
フラッグシップモデルのXperia Z2ほどスペックがとんがっているわけではなく、「Xperia A2ならでは」という部分はコンパクトなボディくらいだろうか。しかし最初のスマホ、手頃に買えるスマホと考えれば、必要条件を十分に満たしている万人向けの1台ではないだろうか。
背面がマットに:4.3型ディスプレイ+「Gレンズ」搭載のコンパクトスマホ――「Xperia A2 SO-04F」
動画で見る「Xperia A2 SO-04F」
カメラも進化:4K動画撮影やノイズキャンセルに対応――ソニーの技術を結集させた「Xperia Z2 SO-03F」
緊急時節電機能も装備:NTTドコモ、国内初の「VoLTE」対応スマホ/タブレットなど2014夏モデルを発表――フィーチャーフォンの新機種も
ソニーモバイル、「Xperia Z2」「Xperia A2」を日本市場に導入Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.