KDDI(au)が7月下旬の発売を予定しているLGエレクトロニクス製の「isai FL LGL24」は、解像度がなんとWQHD(2560×1440ピクセル 538dpi)と高精細な5.5型のAH-IP液晶を搭載したモデルだ。
ファブレットに迫る大きさとフルHDを超える高精細なディスプレイは、高画質な写真や映像などのコンテンツを快適に見られるほか、マルチタスク機能など複数の情報を表示する場合の視認性もアップしている。5型クラスでフルHD以上のディスプレイだと肉眼でもピクセルを見分けることはできないが、isai FLは画面を拡大しても識別が難しいレベル。大画面×高画質化の流れを先取りする1台と言えるだろう。
ディスプレイが5.5型と“スマホ最大級”のため(これ以上はファブレットやタブレットに分類されるため)、ボディも幅76ミリ、高さ145ミリと大ぶりだ。ただ2013年秋に発売された「isai LGL23」や同時期の「G2 L-01F」のような狭額縁設計を今回も採用しているため、サイズアップは最小限に抑えられている。ボディの厚さは10.5ミリだが、背面全体に緩い傾斜が付いたラウンドフォルムのため、手に馴染み持ちやすい。またisaiではサイドにあったボリュームキーがG2のように背面中央へ移動している(ただし電源キーはサイドのままだ)。
LGのスマートフォンは従来からジェスチャー操作に力をいれており、それはisai FLでも変わらない。最近はディスプレイの大型化に合わせて片手操作が難しくなっていることもあり、ユーザーインタフェースの多様化も進んでいる。その1つが、ディスプレイを“ノック”してロックを解除する「ノックコード」の採用だ。G2やisaiでは、ディスプレイをノックしてバックライトを点灯させる「ノックオン」が搭載されていたが、ノックコードはさらにロック解除もまとめて行う。ロックは、ユーザーがあらかじめ決めておいたノック回数(2〜8回)とノックする順番(上下左右)で解除される。ノックは約8万通りの組み合わせが設定でき、セキュリティ性も考慮されているという。
ノックコードがユニークなのは、ノックする回数と順番が合っていればロックが解除されること。つまり、ディスプレイの端で小さくノックするだけでもロックを解除できる。つまり片手でも快適に操作できる。
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