キャリア版タブレットはいくらで買える? どんな割引サービスが適用される?キャリアタブレット徹底解剖

» 2014年08月19日 18時00分 公開
[今西絢美,ITmedia]

 前回はキャリアで購入できるタブレットを紹介した。キャリア版のタブレットは、各種割引サービスが適用されるので、Wi-Fi版よりも実際に支払う端末代が安くなる。ただし、毎月の通信料が発生したり、2年契約の条件があったりと、Wi-Fi版とは料金形態が大きく異なる。

 今回はキャリア版タブレットの料金について見ていこう。中でもiPadはNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの3社から発売されており、適用される割引サービスがそれぞれ異なるので、料金でキャリアを決めるのも1つの手だ。iPadシリーズの価格については別記事を参照してほしい。

 なお、本記事の価格は税込を基本としている。

「Xperia Z2 Tablet」はキャンペーンが豊富なドコモがお得

photo ドコモ版「Xperia Z2 Tablet」

 ドコモとKDDIから発売中の「Xperia Z2 Tablet」。オンラインショップでの価格を見ると、ドコモ版のSO-05Fの端末代は9万2880円、au版は9万1800円となっており、au版のほうが1080円安い。ただし、ドコモの月々サポート額は2700円/月、auの毎月割は1785円/月で、実質負担額はドコモが2万8080円、auが4万8960円と2万円以上ドコモ版の方が安い。


Xperia Z2 Tabletの端末価格
  NTTドコモ au
新規契約時の端末価格 9万2880円 9万1800円
2年契約での毎月の割引額 −2700円/月 −1785円/月
2年契約での割引総額 −6万4800円 −4万2840円
実質負担額 2万8080円 4万8960円

 ただし、auでは新規契約で料金プランを「LTEフラット for Tab」または「LTEフラット for Tab cp」に選択し、かつ「誰でも割シングル」に加入すると、実質的に本体価格が3万2400円割引になる「Xperia Z2 Tabletデビュー割」というキャンペーンも実施している。デビュー割が適用されれば、実質の支払額は1万6560円になる。

 ドコモでは2014年8月31日まで「おとりかえタブレット割」というキャンペーンを実施しており、直近の機種購入から6か月以上経った機種変更であれば、さらに1万368円を割り引く。月々サポートとの併用が可能なので、実質負担額は1万7712円になる。また、新料金プランの加入と家族一緒の端末購入で、1台に付き1万800円の割引が適用される「ファミリー特割」もある。このキャンペーンも2014年8月31日までなので注意しよう。

ドコモのキャンペーン詳細
キャンペーン名 内容 新規受付期限
月々サポート 最大24か月間、機種ごとに設定した一定額を毎月の利用料金から割引くサービス。
ファミリー特割 実施期間中に同一ファミリーグループ内で2台以上対象機種を購入し、かつ新料金プランに加入すると、1台につき最大1万800円を還元。 2014年8月31日まで
おとりかえタブレット割 前回の購入から6か月以上経過した契約回線で対象機種を購入すると、月々サポートを最大1万368円増額。 2014年8月31日まで
機種限定下取りキャンペーン キャンペーン対象機種を下取りに出すと、機種変更時の端末購入代金が機種により1000円〜最大1万4000円割引される。

auのキャンペーン詳細
キャンペーン名 内容 新規受付期限
毎月割 最大24か月間、機種ごとに設定した一定額を毎月の利用料金から割り引くサービス。
Xperia Z2 Tabletデビュー割 新規契約時に料金プランで「LTEフラット for Tab」または「LTEフラット for Tab cp」を選択し、かつ「誰でも割シングル」に加入すると、最大3万2400円割引される。

au版「AQUOS PAD」は条件次第で実質負担額0円に

photo auの「AQUOS PAD SHT22」

 ドコモの「AQUOS PAD SH-06F」の端末代金は8万5320円。毎月2700円の月々サポートが適用され、実質負担額は2万520円になる。さらに、Xperia Z2 Tabletにも適用された「おとりかえタブレット割」「ファミリー特割」も利用できる。

 auの「AQUOS PAD SHT22」は機能の異なるLTEモデルだが、価格はかなりお得だ。端末代金は6万4800円で、2年間の継続利用が条件の「誰でも割シングル」に加入すれば、2万1600円の割引が適用されて、4万3200円になる。さらに、「毎月割」が適用されるので、割引総額は4万9680円と端末代よりも多くなり、実質負担額は0円になる。

 「誰でも割」には加入せず、「LTEフラット for Tab」「LTEダブル定額 for Tab」「LTEフラット for Tab cp」のいずれかに加入すれば、毎月2070円が「毎月割」として割り引かれ、実質負担額は1万5120円になる。この3プランは新料金プランではないが、auでは2014年8月31日以降も加入できる。

AQUOS PADの端末価格
  ドコモ au
新規契約時の端末価格 8万5320円 6万4800円
2年契約での毎月の割引額 −2700円/月 −2070円/月
(さらに端末代から−2万1600円)
2年契約での割引総額 −6万4800円 −4万9680円
実質負担額 2万520円 0円

auのキャンペーン詳細
キャンペーン名 内容 新規受付期限
誰でも割シングル データ通信端末やタブレットのみの利用でも、2年間の継続契約で機種に応じた金額(AQUOS PADは2万1600円)を割り引く。
毎月割 「LTEフラット for Tab」「LTEダブル定額 for Tab」「LTEフラット for Tab cp」のいずれかに加入すると、2070円/月の割引が適用される。「誰でも割シングル」の加入時にも適用される。

キャンペーン適用時の実質負担額
適用条件 割引内容
新規契約
家族割 ファミリー特割(−1万800円)9720円
機種変更 おとりかえタブレット割(−1万368円)1万160円
その他 「LTEフラット for Tab」「LTEダブル定額 for Tab」「LTEフラット for Tab cp」加入時は1万5120円

「ARROWS Tab F-02F」はキャンペーン適用で0円

photo ドコモの「ARROWS Tab F-02F」

 auの「ARROWS Tab FJT21」はすでにオンラインショップでの販売を終了しているので、店頭在庫のみとなっている。ドコモの「ARROWS Tab F-02F」は現在もオンラインショップで販売されているので、今回はドコモ版の料金を紹介する。

 端末代金は7万4304円で、「月々サポート」により毎月2700円が割り引かれ、実質負担金は9504円になる。フルセグ対応の防水タブレットが1万円でお釣りがくるというのはかなりお得感が強い。

 また、ほかのドコモタブレットと同様、「おとりかえタブレット割」での1万3698円の割引や、「ファミリー特割」での1万800円の割引もある。いずれかが適用されれば、実質0円で手に入れることが可能だ。

「ARROWS Tab F-02F」の端末価格
機種名 「ARROWS Tab F-02F」
新規契約時の端末価格 7万4304円
2年契約での毎月の割引額 −2700円/月
2年契約での割引総額 −6万4800円
実質負担額 9504円

キャンペーン適用時の実質負担額
適用条件 割引内容
新規契約
家族割 ファミリー特割(−1万800円)0円
機種変更 おとりかえタブレット割(−1万368円)0円

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