米Kodakは1月6日(現地時間)、5型のAndroidスマートフォン「Kodak IM5」を発表した。製造はCatブランドの廉価で堅牢な端末などを手掛ける英Bullitt Group。特にカメラ機能にフォーカスしたものではなく、軽量で手ごろな端末になっている。
OSはAndroid 4.4(コードネーム:KitKat)で、プロセッサは1.7GHz8コア(製品名は明記されていない)、カメラは1300万画素と500万画素の2台。RAMは1Gバイト、ストレージは8Gバイトで32Gバイトまで拡張可能なmicroSDスロットを備える。
Kodakはこの端末を、現在使っているスマートフォンより簡単に使えるスマートフォンを求める消費者に向けたものとしている。つまり、高度な機能が満載のハイエンドではなく、簡単に使えることに重点を置いている。最大の特徴は背面のKodakロゴかもしれない。Kodakも「Kodakブランドの価値を評価してくれる消費者のための端末だ」と説明している。
1892年創業のKodakは写真フィルムで知られるが、2012年に破産法の適用を申請。2013年の再生後は企業向けプリント技術、モバイル端末用タッチスクリーンセンサー、プリント基板技術などの事業に集中してきた。
IM5のサイズや重さなどのスペックや販売価格は明示されていないが、GSMarenaによると欧州では229ユーロで、米国では249ドルで販売される見込みという。
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