米Googleは7月6日(現地時間)、マテリアルデザイン仕様のWebサイトを構築するためのツールキット「Material Design Lite」を公開したと発表した。
基本的なCSS、HTML、JavaScriptのコンポーネントとテンプレートで構成されており、公式サイト(これもMaterial Design Liteで構築されたようだ)からダウンロードできる。
マテリアルデザインとは、Googleが昨年6月に発表したモバイルOS「Android 5.0 Lollipop」から採用しているデザインコンセプト。シンプルで直感的なユーザーインタフェースで、ディスプレイサイズに応じてデザインが最適化されるのが特徴だ。
Material Design Liteの「Lite」には、依存性の少なさ、コードサイズの小ささ(27Kバイトに圧縮されている)、手軽にインストールして使えること、などの意味が込められているという。
WebデザイナーはMaterial Design Liteを使ってLollipopの画面のようなWebサイトを構築できる。キットにはブログ用、テキスト中心サイト用、ダッシュボード用など、豊富なテンプレートが用意されている(テンプレート一覧はこちら)。
Googleは4月、モバイル検索のアルゴリズムを変更し、モバイルフレンドリーなWebサイトのランクを上げた。Material Design Liteを使えばモバイルフレンドリーなWebサイトを構築しやすくなりそうだ。
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