突然だが、皆さんはスマートフォンに降りかかる“物理的な”リスクについて、真剣に考えたことがあるだろうか。
例えば、急な雨降りでびしょぬれになって、本体がウンともスンとも言わなくなったり、砂ぼこりが多い場所に行った結果イヤフォンジャックが使えなくなったり、道路や床に落としたはずみで画面のガラスが割れたり――。このようなことは、どれだけ気を付けても、起こってしまうときは起こってしまうものだ。
とりわけ、「iPhone 6」は、防水・防じん設計ではないため、水やほこりに関連するダメージを受けやすい上、薄型でやや丸みを帯びているため、落下時のダメージも大きくなりやすい。
リスクは“ゼロ”にできない。しかし、それに近付けることはできる。iPhone 6に防水・防じん・耐衝撃性能を持つ頑丈なケースを付けて保護すれば良いのだ。今回は、数あるこのようなケースの中から、LifeProof Japanの「LIFEPROOF」シリーズをご紹介する。
iPhone 6用LIFEPROOFシリーズのラインアップは、スタンダードモデルの「LIFEPROOF fre」、freに2600mAhの外部バッテリーが付いた「LIFEPROOF fre Power」と、画面に直接タッチできる構造となっている「LIFEPROOF nuud」の3種類。いずれも、IP68等級の防じん・防水構造と、米国防総省の物品調達規格「MIL STD 810G-516」を満たす耐衝撃性能を有しているタフネスケースで、「Touch ID」を使った指紋認証にも対応している優れものだ。ティーガイアのスマホアクセサリーショップ「Smart Labo」のオンラインショップでは、freが1万778円(税込、以下同)、fre Powerが1万7258円、nuudが1万1664円で販売されている。
LIFEPROOFは、装着する前にする“儀式”がある。30分間水没させて、防水性能が確保されているかどうか確認するテストだ。iPhoneを入れずに(nuudはダミーのプラスチックを入れて)いったんケースを組み立て、イヤフォンジャックとLightning端子(nuudはMicro USB端子)のふたをしっかり閉めてから、バケツや洗面台などにためた水の中に30分間沈めて、ケースの内側に浸水しないかどうか確かめよう。万が一、1回目のテストで浸水が認められた場合は、ケースを完全に乾燥させてからもう一度テストをしてみよう。それでも浸水が認められる場合は、直ちに購入先に連絡しよう。
浸水しないことを確認できたら、iPhone 6に装着することになるが、その前にやっておきたいことが2つある。1つは、Touch IDで指紋認証をする場合、ケースを付ける前に指紋登録を済ませておくことだ。これは、ケースの取扱説明書にも書かれている重要事項だ。
もうひとつは、iPhone 6の画面などに貼ってある保護フィルムを全部はがすことだ。LIFEPROOFは本体を“密閉”することで防水・防じん・防雪を実現している。保護フィルムが貼ってあると、本来期待される密閉効果を得られなくなるので、ちょっともったいない感じはするが、はがすようにしよう。
なお、画面の保護については、freとfre Powerはケースの画面側の保護膜が担う。一方、nuudについては、画面を直接タッチできる“はだか”状態なので、ケースを付けただけでは保護されない。もしも、画面が直接さらされることに不安を覚える場合は、ケースに同梱されている専用保護フィルムを使おう。
取り付け方は、freとnuudは共通で、ケースの画面側にiPhoneを置いたら、背面側をしっかりと押し込んではめ込み、イヤフォンジャックとLightningケーブル部のふたを閉じる。
fre Powerは、外部バッテリーの付いているケースの背面側にiPhone 6を差し込んだら、画面側をしっかりと押し込んではめ込み、イヤフォンジャックとMicro USB端子のふたを閉じる。
いずれのLIFEPROOFも、画面側と背面側をはめ込んで合わせるときは、全体重をかけて……というのはやりすぎにしても、少し力を入れてやらないと、隙間ができてしまう。少しでも隙間があると、水やほこり・砂が内部に侵入する原因となるので気を付けたい。
隙間なく、しっかりとケースがはめ込まれていることが確認できたら、Touch ID部分を保護しているシールをはがそう。これで、あなたのiPhone 6は防水・防じん・防雪・耐衝撃性能を手に入れたことになる。
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