ロボット携帯で思い出したアイツふぉーんなハナシ(1/2 ページ)

» 2015年10月10日 06時00分 公開
[村上万純ITmedia]

 シャープが10月6日に発表した「RoBoHoN(ロボホン)」は、“モバイル型ロボット電話”という何ともユニークな製品で、「え、これでメールや電話ができるの?」とTwitterなどでは早くも話題となっています。斬新すぎる発想が「シャープすぎる」という声も挙がっていますが、実は2008年に元祖ロボット携帯とでも言える端末を東芝が世に送り出していたようです。

photo シャープが発表した“モバイル型ロボット電話”の「RoBoHoN(ロボホン)」

 「ロボット携帯と聞いてアイツを思い出した」――アイツとは何者なのか? ガジェット好きな上司が家の奥底から掘り出してきたアイツとご対面です。

photo アイツ

 その名も「フォンブレイバー 815T PB」。ソフトバンクが2008年春モデルとして発売したもので、テレビ東京のドラマ「ケータイ捜査官7(セブン)」に登場するキャラクターをモチーフにしています。人工知能型の待受アプリ「バディトーク」を搭載し、持ち主に話しかけたり、質問したりしながらケータイ自身が学習して会話をしていくなど、Papperを先取りしたような近未来っぷり。一方で、Bluetoothや無線LANをサポートしていないなど、08年モデルらしいかわいげもバッチリ備えています。

photo 「iPhone 5s」と比較

 付属の「フォンブレイバーパーツ」(WiZ製)を端末の背面に装着して手足を展開することでポージングができます。携帯本体に手足が埋め込まれているわけではありません。手と足の関節部はかなり柔軟に動かせるので子供から大人まで楽しめそうです。

photophoto 付属パーツを付けた状態の端末正面(左)と手足を折りたたんだ状態の背面(右)
photo 本体と付属パーツは脱着できる

 ロボホンの発売は16年前半ですが、最低限のスペックや機能などはすでに公表済みです。7年の時を超えてロボット携帯はどれほど進化したのか、無理やり比べてみましょう。

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