iPhone 6sの純正バッテリー内蔵ケース、何がよくて何がダメなのか(1/2 ページ)

» 2015年12月13日 11時30分 公開
[園部修ITmedia]
Smart Battery Case Smart Battery Case

 12月8日頃に、何の前触れもなく販売が始まった純正のiPhone 6/6s対応バッテリー内蔵ケース「Smart Battery Case」。純正シリコーンケースと同じような手触りのケースに、バッテリーを無理やり付けたような外観が特徴です。このケースをiPhone 6やiPhone 6sに取り付けると、バッテリーが1.8倍程度長持ちするようになります。

 バッテリー部分のみが明らかに出っぱったその形状があまりにも“実用性重視”だったためか、デザインのひどさを嘆く声や、存在意義を問う声など、否定的な意見が挙がっていますが、その利点はどんなところにあるのか、本当にアップルが出す必要がないものだったのか、改めて考えてみたいと思います。

メスのLightning端子を備え、付けっぱなしで使える

 iPhone用のバッテリー内蔵ケースといえば、mophieの「Juice Pack」シリーズをはじめ、さまざまなサードパーティー製の製品がいくらでも存在しています。今なら自分の使い方に合わせて、好みの容量と予算から自由に選べるくらい、選択肢は豊富です。それらとこのSmart Battery Caseにどんな違いがあるかというと、決定的に違うのはLightning端子(メス)を備えていることです。

 Smart Battery Caseは、Lightning Dockにもそのまま立てられますし、Lightning端子に接続する純正のケーブルやアダプター類が、そのまま利用可能です。“付けっぱなし”で利用できるのはSmart Battery Caseならではの魅力と言えそうです。

 サードパーティー製のバッテリー内蔵ケースは、そのほとんどがMicro USB端子を備えており、Lightningケーブルは使えません。先頃iPhoneで利用可能になった「Lightning - SDカードカメラリーダー」などを使いたい場合、iPhoneをケースから外す必要があります。

 普段ガジェットをいくつも持ち歩いている人にとっては、むしろ端子がMicro USBになるのは利点と感じられるかもしれませんが、iPhoneしか使っていない人にとっては、ケースを付けても同じケーブルが使えるのは利点です。

Smart Battery Case Smart Battery Case(左)とmophieのJuice Pack Air(右)
Smart Battery Case Smart Battery Case(左)とmophieのJuice Pack Air(右)
Smart Battery Case Smart Battery CaseはLightning端子を搭載。Juice Pack AirはMicro USB端子を搭載

案外手になじむ質感と形状

 また、写真を見ただけでは分からないことの1つに、手に持ったときの感覚が挙げられます。背面のバッテリー部分の出っぱりばかりが気になってしまいますが、実際にiPhone 6sに取り付けてみると、案外手の中にほどよく収まります。ケースの縁の部分とバッテリー部分の凹凸が、うまい具合に手のカーブに沿うので、持ったときほとんど違和感がありません。Juice Packのように側面から背面までが緩やかにカーブしているものと持ち比べてみても、遜色はありませんでした。

Smart Battery Case カメラ穴の下からiPhoneのホームボタンの半分くらいの位置までがバッテリーの出っぱりです
Smart Battery Case ボタン類が並ぶカメラ穴の下の辺りがエラストマー素材になっていて、ここが背面側に倒れてiPhoneが差し込めます。そのほかの部分は固く、力をかけても曲がりません
Smart Battery Case 販売サイトの写真では分かりにくい、ケース下部の様子。マイクとスピーカー用の穴も用意されています
Smart Battery Case ボディはシリコーン製ですが、カメラ穴の下の辺りにヒンジがあり、ここがエラストマーになっていて、上部が傾くようになっています
Smart Battery Case iPhoneにSmart Battery Caseを取り付けるには、このヒンジ部を後ろに倒しiPhoneを上からスライドさせて、最後にカバーをかぶせます
Smart Battery Case Lightning端子は上下に少しずれた位置にあります。ヘッドフォン端子はただの穴で、コネクターによっては装着できなくなります

 Smart Battery Caseを付けると、iPhoneの背面が5ミリほど厚くなりますが、半日ほど使ってみて、この厚さによるメリットも感じることができました。ゆるく手で握った状態で、背面が手のひらに軽く当たるので、iPhoneの重さが指だけでなく手のひらにも分散されるので、案外バランスがよいのです。

Smart Battery Case iPhone 6を手に持った様子
Smart Battery Case Smart Battery Caseを装着したiPhone 6を手に持った様子
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