アマゾン ジャパンが1月21日、オンラインストレージサービス「Amazon Cloud Drive」を使った、写真専用サービス「プライム・フォト」を日本でも提供開始した。Amazonプライム会員(年額3900円)は、容量無制限で利用できる。プライム会員向けの、使い放題のお急ぎ便やお届け日時指定便、「Prime now」「Prime Music」「プライム・ビデオ」などに加わる新たなサービスとして提供する。
プライム・フォトは、画像ファイルに特化したストレージサービスで、JPEGやRAW、TIFF、PNGなど、画像ファイルであれば要領無制限の対象となる。アップロード時に圧縮されたりすることはなく、そのままの形で保存。デジタルカメラやスマートフォン、kindle Fireなどで撮影した写真はもちろん、PCやMac内にある過去に撮影した写真もすべてアップロード可能だ。スマートデバイスからは「Amazon Photo」アプリ、PCやMacからも専用アプリもしくはWebブラウザを使ってアクセスする。

iOSアプリの場合、立ち上げるとログイン画面が表示されるので、普段使っているAmazon.co.jpのアカウントでログインすればよい。ログインすると「写真」へのアクセス許可が求められ、承諾するとすぐに転送が始まる。自動アップロードはオフにもできる
アップロードされた写真は、「写真」アプリと同じようにAmazon Photoアプリ内で閲覧する。ここからFacebookアプリなどにデータを渡せばそのまま投稿もできる。設定画面で自動アップロードをオンにしておけば、撮った写真をどんどんアップロードしていける。Wi-Fi環境のみに設定しておいた方がパケット通信量的には良さそうだプライム会員でなくとも、Amazon.co.jpのアカウントを持っていれば、5Gバイトまでは無料で利用可能。オンラインストレージサービスとして利用できるため、写真以外のファイルも含めて5Gバイトまで利用できる。一般会員が有料で使うには、20GBで年額800円、50GBで年額2000円、100GBで年額4000円、200GBで年額8000円、500GBで年額2万円、1TBで年額4万円といったプランも用意されている。
なお、プライム・フォトのサービス開始を記念して、“プライム・フォトを使ってカメラを当てよう”キャンペーンを2月14日まで実施している。キャンペーン期間中にプライム・フォトを利用し、キャンペーンページから応募すると、抽選で40人にニコンの「D7200」や富士フイルムの「X30」、リコーの「THETA m15」などのカメラをプレゼントするほか、150人にAmazon.co.jp:カメラストア全品で利用可能なクーポンをプレゼント。クーポンは10万円分が3人、3万円分が15人、3000円分が132人に当たる。
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