標準カメラアプリで「オート」モードにして被写体にカメラを向けたとき、その被写体が何であるか判別できると、左上にアイコンが出る。
「シーン自動認識オート」という名で、デジカメではかなり前から当たり前の機能ではあるのだが、その判別にAIを使うところが非常に“イマドキ”なのだ。
やってみよう。まずは人物から。
AIを使ったシーン自動認識はサブカメラでも有効。先ほどのポートレートと同じ距離から超広角で撮ってみた。
続いて料理を試してみる。
次は花。この季節はやはりアジサイですな。
植物の場合、「花」と「草木」(葉っぱのアイコン)の両方が用意されている。緑成分が多い、色付きかけたアジサイの場合、花と草木の判別がちょっと不安定になった。
でも考えてみたら、アジサイの花に見えるのは「ガク」で、「この写真ではまだ花が咲いているとは言えない」といえばその通りなので、花と判断されなくてもしょうがないのかな。いやそれはヘリクツか。
低照度時(つまりとても暗いとき)は、フクロウ(禅太郎?)のアイコンが出る。複数の要素を検出した場合は、アイコンが2つ並ぶこともある。
イヌやネコの判別もしてくれる。顔が正面を向いていなくてもちゃんとネコと判断してくれるのは立派。
最後は文書。文字をしっかり判別して、シャープネスを強めにかけてくれる。
普通の風景や建物は特にシーン判別することがないのは、ちょっと残念。風景アイコンとか建物アイコンとか、あらゆるシーンに対して「何らかの判断をする」ようになってると、それがギミックに過ぎない(判断するだけで写りには影響しないとか)としても、面白かったかと思う。
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