超広角系デュアルカメラとAIが楽しい! 「ZenFone5」のカメラを使いこなす荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)

» 2018年06月17日 14時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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ポートレートモードとインカメラを試してみる

 シーンの自動認識が面白かったので、あれこれ遊んでしまった。

 ではそれ以外のあれこれをチェックしていこう。

 背景ぼかしは「ポートレートモード」で。このモードでは、背景をどのくらいボカすかをスライダーで設定できるようになっている。

ポートレートモードの撮影画面 ポートレートモードの撮影画面。右側のスライダーでボカし具合を調整する

 調整して撮ったものがこれ。

ポートレートモードで人物撮影 ポートレートモードで人物撮影

 髪の毛と背景の判別にやや不自然な所はあるが、背景のボケ具合はすごく良い。

 もちろん、人物以外の被写体でもポートレートモードを使えば背景をボケさせられる。

背景ボケなラーメン 背景ボケなラーメン。料理を撮るときはけっこう使える

 続いてインカメラ。ZenFone 5はインカメラでもポートレートモードが使える。

インカメラ インカメラを使うの図

 インカメラにすると撮影画面に「美人エフェクト」のアイコンが表示される。ここをタップすると美人エフェクトをオン・オフできる。

 デフォルトでは「オフ」なのだが、デフォルトで「オン」にしても良かったのではないかと思う。

美人エフェクトアイコン 撮影画面内の「美人エフェクト」アイコン。デフォルトではオフになっている

 通常の撮影とポートレート+美人エフェクトで、ちょいと撮り比べだ。

 まず、普通に撮ってみる。

インカメラで普通に撮影 インカメラで普通に撮影

 続いて、ポートレート+美人エフェクトで。

ポートレートモードと美人エフェクトをオンに ポートレートモードと美人エフェクトをオンに。シャッターボタンがピンク色になる
インカメラでポートレートモード&美人エフェクト インカメラでポートレートモードと美人エフェクトを有効にして撮影

 さすがにシングル構成のインカメラだと、背景との境界がちょっと怪しいか。

 アウトカメラでもボタン1つで美人エフェクトがオンになればいいのにとは思う。ただ、アウトカメラでも美人エフェクトが使えないわけではなくて、別途「美人エフェクト」に切り替える必要がある。ここがもったいない。

 インカメラ撮影時、シャッターボタンを上にスライドすると、5秒までのセルフタイマーをかけられる機能もある。これは便利で使いやすい。

セルフタイマー シャッターボタンを上にスライドさせてセルフタイマーっていうのは使いやすい

 ちなみに、ZenFone 5には「プロ」モードもある。これにすると、撮影条件の細かい設定が可能になり、水準器が表示される。

プロモードにしてみた プロモードにしてみた

 と、Zenfone5のカメラをその特徴を中心に見てきた。

 超広角カメラは実に楽しい。

噴水の図 噴水公園で(肝心の大噴水は出てないけれど)超広角で

 この画角は、風景写真に良い。

 花や緑や料理はなかなかキレイに撮れる反面、肌色がやや不安定な点は残念。

 今回、日なたや日陰など、いろいろな条件で撮ったが、肌色の発色がちょっと不安定で、「艶やかさに」欠ける所があるのだ。

 わたしを含め、人を撮るのがメインなら、望遠系カメラを備えたデュアルレンズモデルの方が良い(一般に人を撮るときはちょっと望遠の方が形がキレイに出るし、背景もボケやすくて向いている)。

 ただ、日常の記録や風景撮影に使うなら実に優秀なカメラで、特に超広角レンズの面白さは味わっていいんじゃないかと思う。

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