セルフィースマホから高性能カメラスマホへ Meituの新モデル「T9」で感じた変化(2/2 ページ)

» 2018年08月11日 06時00分 公開
[山根康宏,ITmedia]
前のページへ 1|2       

頤和園限定モデルも登場

 頤和園とコラボレーションした限定モデルも発表された。緑系のボディーにカメラ周りなどは標準モデルの金に代わり赤色を採用。背面には金のデコレーションも施されている。専用ケースもセットになっており、ACアダプターやBluetoothのカメラシャッターボタンも同じデザインにそろえている。

Meitu T9 世界遺産とのコラボというのも珍しい
Meitu T9 アンティーク感も漂う仕上がりだ

 価格はメモリ4GB+ストレージ64GB版が3399元(約5万5400円)、6GB+128GB版が4199元(約6万8400円)。6月末から中国で販売されている。なお頤和園モデルは価格、発売時期、販売台数は未定とのこと。

Meitu T9 メモリ・ストレージ別に2つのモデルが用意される

 発表会の最後には肌状態を検査できる「Beautymore SC-1」も発表された。口紅を2回り大きくしたような形状で、肌に当てることで水分や油分、黒ずみなどを測定し、スマートフォンのアプリで数値表示と肌診断を行ってくれる。将来的にはアプリからお勧めの化粧品も購入できるようになるなど、ECとの連携を見越したハードウェア機器だ。普段からの肌のお手入れをすることでMeituのスマートフォンを使ったセルフィーをより美しくすることができるというわけだ。価格は599元(約9800円)。

Meitu T9 肌の状態を検査できる「Beautymore SC-1」

セルフィーだけでは差別化が難しい

 Meituはインカメラ性能の高さで女性ユーザーを引きつけ、セルフィースマートフォンメーカーとしての地位を中国国内で揺るがないものにしてきた。しかしここ1〜2年で他社のスマートフォンのセルフィー機能も大きく高まっている。OPPOやVivoはセルフィーを売りにして中国のみならず、Meituがまだ進出していない新興国で人気が沸騰している。またHuaweiはセルフィーに特化した「nova」シリーズを投入し、こちらも各国で人気だ。

 Meituのセルフィーの仕上がりの美しさは他社よりもまだ2歩も3歩も先を行っているだろうが、全メーカーのインカメラと美顔機能の性能が上がった結果、OPPOの最新モデルのセルフィーは一般の消費者なら誰もが十分満足できるほどの品質になっている。そしてHuaweiはライカとのコラボレーションでカメラに強いスマートフォンメーカーとしての名を世界中に知らしめた。

Meitu T9 Meituのセルフィーへのこだわりは他社製品を大きく上回る

 Meituはこれからもセルフィーへの強さを武器に新製品開発を行っていくだろう。しかし今やセルフィーだけでは差別化が難しくなりつつある時代を迎えている。T9はセルフィーだけではなくカメラ全体を強化し、さらには高級感あふれる製品の仕上がりであらゆる世代の消費者にアピールする製品となっているのである。

Meitu T9 Meituのイメージパーソンであり、自らもMeitu端末を使うアンジェラベイビーも登壇した
前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月29日 更新
  1. 20万円超のXperiaを「買い」に変えた3週間 ソニーが「モニタープログラム」を実施した理由 (2026年09月26日)
  2. 「SuicaでJR東海エリアをまたげない」問題、ついに解消か JR東海社長「勉強している」【訂正】 (2026年09月27日)
  3. なぜドコモはahamoの大幅値上げを避けたのか? 段階制で安くなるケースと「アップセル戦略」の狙い (2026年09月26日)
  4. ドコモ値上げの背景は? 副社長が語るahamoの競争力と、「楽天モバイル意識」の本音 (2026年09月25日)
  5. ソフトバンクとLINEヤフーが「Yahoo!スマホ買取」を始めた理由 スマホ高騰時代に目指す「中古の循環」 (2026年09月28日)
  6. ドコモが低容量プラン「ドコモ mini2」発表 6GB/12GBの2段階で月額3278円/4598円 (2026年09月25日)
  7. 高額な「iPhone Duo」を横目にどう選ぶ? Androidフォルダブルスマホをお得に買う方法【2026年9月版】 (2026年09月27日)
  8. “iPhone 18難民”の買い替え先は? 最新「iPhone 18 Pro」と型落ち「17/17e/16」から最適解を考える (2026年09月25日)
  9. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  10. iPhone Duoではなぜか「指紋認証」が復活――カメラのアンダーディスプレイ化でダイナミックアイランドはどうなる? (2026年09月27日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー