2018年7月11日にソニーモバイルコミュニケーションズが発表した“スーパーミッドレンジ”スマートフォンが「Xperia XA2 Plus」だ。日本での発売は未定だが、2018年9月以降に海外市場で発売される予定。
Xperia XA2 Plusは、フラグシップのXZシリーズの下に位置するXAシリーズとして、最新のモデルになる。本記事ではドイツ・ベルリンでの「IFA 2018」のソニーブースに展示された実機をレポートする。
Xperia XA2 Plusの特徴は、本体サイズを維持したまま画面を大型化した点にある。前モデルのXperia XA1 Plusと比べて画面は5.5型から6型へと大きくなり、大画面モデルのXA2 Ultraに並んだ。ただし、画面のアスペクト比は18:9と縦長のもので、横幅はXA1 Plusと同じ75mmを維持。サイズは75(幅)×157(高さ)×9.6(奥行き)mmとなっている。
Xperia XA2 Plusの重量は204gで、前モデルのXperia XA1 Plus(190g)より重く、Xperia XA2 Ultra(221g)より軽い。しかしバッテリーはXA2 Ultraと同じ大容量の3580mAhを搭載している。
プロセッサはXperia XA1 PlusまではMediaTek製だったが、Xperia XA2 PlusではXperia XA2 Ultraと同じQualcomm製のSnapdragon 630を搭載。急速充電の「Quick Charge 3.0」にも対応する。メモリは4GBまたは6GB、ストレージは32GBまたは64GBを搭載する。
本体のインタフェースは他のXA2シリーズを踏襲しており、指紋センサーは本体背面に搭載。Xperia XZ2やXZ3で廃止された3.5mmのイヤフォンジャックも引き続き搭載している。
インカメラはXperia XA2 Ultraのような2眼ではないものの、800万画素で120度の超広角レンズを搭載。カメラアプリは1人での自撮りとグループでの自撮りで画角を切り替えるボタンを備えている。
カメラアプリには自撮り用の「ポートレートセルフィーモード」を搭載。これはXperia XZ3にも移植された機能だ。背景ぼけや美肌効果、肌の明るさ、目の大きさ、顔の輪郭補正のパラメータが用意されており、スライダーを最大まで動かすと別人になるほど「盛れる」。
オーディオ機能として、ミッドレンジ機でもハイレゾに対応。一般的なMP3音源をハイレゾ相当にアップスケールする「DSEE-HX」や、ソニーの高音質コーデック「LDAC」にも対応する。
これまでのミッドレンジ機と同様、ソニーモバイルはXA2 Plusについても日本市場での発売予定はないとしている。
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