超広角カメラって楽しい! 「HUAWEI Mate 20 Pro」の進化したAIカメラを試す荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)

» 2018年11月28日 14時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

1x〜5xは「10M」サイズで

 続いて、メインカメラ(1x:27mm相当)と望遠カメラ(3x:80mm相当)の話。40M(4000万画素)センサーを使って10Mサイズの画像を作るのだから、画質的にも有利だし、デジタルズーム時も有利だ。

 いつものガスタンクでどうぞ。

ガスタンク(1x) ガスタンク(1x)

 もうね、ディテールもちゃんと出ているし、青空は鮮やかだし、シャドウ部は潰れていないし、ハイライト部は滑らかだし、ということで、ちょっと爽やかすぎないか感あり。

 お馴染みマスターAIは「青空」を検出。

 先ほども言った通り、撮影画面の「1x」タップすると「3x」、さらにタップすると「5x」に切り替わる。

 で、3x以上ではカメラも望遠側に切り替わる。こちらのセンサーは8M(800万画素)だが、撮影した写真は10Mサイズ。この辺は裏であれこれ処理をして解像度を上げているのだろう。

ガスタンク(3x) ガスタンク(3x)

 5xまで行くと、ちょっとデジタルズーム感が出てくる(ディテールが少しもやっとする)が、あまり気にならない。さすがである。

ガスタンク(5x) ガスタンク(5x)
ガスタンク(0.6x) ガスタンク(0.6x)

 気軽に超広角から望遠まで撮れるのが良い。

エメラルダス 3xで撮った松本零士デザインの新型水上バス「エメラルダス」
スカイツリー 5xで撮った東京スカイツリー

マスターAIに「自転車」や「スーパーマクロ」が!

閑話休題

 で、Mate 20 Proには、撮影のセッティングをあれこれできる「プロ」モードもあるが、使ってみると、ほぼカメラ任せでOKだ。HDRも自動的にさりげなくかかるし、手ブレ補正も付いているるし。

 「AI」を使ったシーン自動認識も相変わらず強い。認識されるシーンも増えた。代表的なものをいくつかチェック。

 まずは「日の出/日の入り」。

日の出/日の入り 日の出/日の入り
日の出/日の入りで撮影 日の出/日の入りで撮影

 次は「紅葉」。

紅葉 紅葉
紅葉で撮影 紅葉で撮影

 「自動車」とか「自転車」とかも認識する。

自動車 自動車
自動車で撮影 自動車で撮影
自転車 自転車
自転車で撮影 自転車で撮影

 「歴史的建造物」や「猫」もシーン検出できる。

歴史的建造物 歴史的建造物
歴史的建造物で撮影 歴史的建造物で撮影
猫
猫で撮影 猫で撮影

 自転車を認識するとか、面白い。

 そして新しく追加されたのが「スーパーマクロ」。これはギリギリまでカメラを近づけると、カメラが自動で「0.6x」に切り替わり(超広角カメラの方がギリギリまでピントが合うからだろう)、超接写できる機能。

 こんな感じ。

スーパーマクロ スーパーマクロ
スーパーマクロで撮影 スーパーマクロで撮影

 超広角カメラで撮っているのだけれど、写真を見ると超広角っぽさはない。ちょっとデジタルズームをかけて26mm相当にして、より大きく撮っているからだ。

 さらに、人を撮るときは自動で「ポートレート」になり、美肌処理がかかる、背景もぼかしてくれる。

ポートレート ポートレート
ポートレートで撮影 ポートレートで撮影

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