ワイヤレス充電のスピードはどう? 11W対応の「AQUOS R3」で試してみた:スマホ×バッテリー快適ライフ

» 2019年08月23日 10時52分 公開
[井上晃,ITmedia]

 ワイヤレス充電(Qi)に対応したスマートフォンが増えつつある。チャージャーにスマホを置くだけで充電できるのがメリットだが、気になるのは充電のスピード。USBケーブルを使った場合とどれだけ差があるのだろか。今回は、最大11Wのワイヤレス充電に対応する「AQUOS R3」で検証してみた。

 今回はNTTドコモ版の「AQUOS R3 SH-04L」を使用。ワイヤレス充電に必要なアクセサリーとしては、同じくdocomo selectのオプション品として販売されている「ワイヤレスチャージャー04」と「ACアダプタ07」を活用した。

AQUOS R3 ドコモの「AQUOS R3 SH-04L」。一括価格は8万9424円(税込)

 AQUOS R3 SH-04Lは、6.2型ディスプレイを搭載するAQUOSシリーズのハイエンドモデルだ。バッテリー容量は3200mAhで、従来機種の「AQUOS R2」と比較して電力効率は約10%向上している。また、従来機では非対応だったQi規格のワイヤレス充電に新たにも対応し、対応の周辺機器があれば最大11Wでのワイヤレス充電が行える。

AQUOS R3 ワイヤレスチャージャー04(左)とACアダプタ07(右)

 周辺機器として使用したワイヤレスチャージャー04は、WPC規格の「Qi1.2.4」に準拠するワイヤレス充電器で、最大15Wの出力で充電が行える。これに、USB Power Deliveryに準拠する充電アダプター「ACアダプタ07」をセットで接続した状態で端末をセットした。なお、ワイヤレスチャージャー04の充電口および、ACアダプタ07のケーブルはともにUSB Type-Cである。

AQUOS R3 平置きだけでなく、充電パッドを台座にセットすることで、立てかけた状態でも利用できる

 ワイヤレスチャージャー04は、充電パッドの側面にスライダーが備わっており、これを調整することでコイルの位置を調整できる仕組みだ。通電の具合によって、インジケーターが光る色が変わり、緑に光っている状態だと充電がうまくできていることを示す。

30分で27%を充電できた

 AQUOS R3 SH-04Lで実際にワイヤレス充電を行ってみた。端末のバッテリーを0%にし、シャットダウンした状態で、充電器にセット。30分ごとのバッテリー残量を確認した。

AQUOS R3 AQUOS R3をワイヤレスチャージャー04にセットしてテスト

 なお、最初に断っておくが、数度検証している際に何度か端末の接触が悪くなり、充電されないことがあった。そのたびにセッティングをし直しており、数分充電されなかった時間などを含むので、下記のデータは定量的とはいえない。また、数度の検証において、うまくいったパターンを紹介しているだけなので、統計的に正確なデータでもない。あくまでも実際の使用感覚の目安として理解してほしい。

AQUOS R3 青がAQUOS R3のワイヤレス充電の検証結果

 結果として、高速充電がうまく実行されたと思われる場合には、30分で27%が充電できた。1世代前の「AQUOS R2 SH-03K」を有線接続で充電した際は、30分で27%充電できたので、AQUOS R2ユーザーは同じような感覚で使えると思う。

 バッテリーが100%になるまでに、約150分(=2時間半)かかった。AQUOS R2の有線充電は約120分(2時間)で完了したので、それと比べるとやや時間はかかっている。ちなみに、「iPhone XS」(最大7.5W)をワイヤレスチャージャー04+ACアダプタ07で充電した場合には、約240分(=6時間)かかった。AQUOS R3のワイヤレス充電は十分高速だといえる。

※AQUSO R2の有線での充電速度は、NTTドコモの公式サイトではACアダプタ07を使った場合に約165分であると記載されているが、筆者の測定ではそれよりも速い結果になった。OSのバージョンや充電機器、測定方法が異なることが原因かもしれない。

 高速充電がうまくできないパターンもあった。この場合には、30分で27%まで順調に充電できるのは同じなのだが、60分後に36%までしか上がらなかった。充電スピードを繰り返し検証したため、機器に熱がこもってしまったと考えられる。

 細かな注意点こそあり、ワイヤレス充電の効率を検証する難しさを再認識した結果ではあったが、最新機種の高出力なワイヤレス充電では、3〜6時間で充電が完了することに間違いはない。

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