カメラは約6400万画素(標準、広角)と約1300万画素(超広角)カメラ、距離測定のToFカメラを搭載する。背面には4つカメラがあるように見えるが、左2つが撮影用カメラで、右2つがToFカメラだ。
カメラはデュアルスクリーンにも対応しており、片方の画面をプレビュー画面として利用できる他、インカメラ撮影の照明としても利用できる。
撮影サイズは基本1200万画素だ。画質はAIシーン認識も搭載しており、基本フルオートでほぼ満足いく写真を撮影できる。標準カメラが高画素なので、デジタル2倍ズームを選んでも満足のいく画質を得られる。
夜景撮影はナイトビューモードが用意されているものの、基本はオート撮影のシーン認識だけで事足りる。通常のオート撮影だけで、肉眼でも見づらい暗所のディテールもしっかり描けていた。
動画は8K撮影に対応するが、現状8Kを快適に再生や編集できる機器は限られる上に、解像感を生かすにはカメラの固定がほぼ必須だ。普段は、強力な手ブレ補正の「Stady Cam」機能を利用できるフルHD撮影の利用をオススメする。
V60 ThinQ 5Gの魅力は、持ち歩きやすい1画面と、複数のアプリで作業しやすい2画面を使い分けられる点にある。いち早く5Gスマホが欲しい人、スマホを使いこなしている人、変わったスマホが欲しいヘビーユーザーに最適なモデルだ。
だが、在宅でのスマホ利用が増えている現状、ながら操作が便利な小型端末としても多くの人にもオススメしたい。大画面デュアルスクリーンによる、ビデオ会議しながらの作業や、ネット動画を視聴しながらのSNSといった在宅作業がかなりはかどる。V60 ThinQ 5Gは在宅生活を豊かかつ効率的にしてくれるモデルといえる。もちろん、外出時もハイエンドスマホとして快適な操作や、高画質なカメラを利用できる。
本体価格は10万円を超えるが、新しい5Gスマホの購入で悩んでいる人は購入を考えてみてはいかがだろうか。
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