「TCL 10 Lite」が7月31日発売 4眼カメラやSnapdragon 665搭載で2万6800円（税込み）

[田中聡，ITmedia]

　FOXが7月28日、TCL製のスマートフォン「TCL 10 Lite」を発表。28日11時に予約を開始し、31日に発売する。価格は2万6800円（税込み）。FOX 阪急メンズ東京、FOX ONLINE STORE、ビックカメラグループ、ヨドバシカメラ、Amazon、goo SimsellerやひかりTVショッピングなどで取り扱う。

　TCL 10 Liteは、2万円台という低価格を実現しながら、6.53型液晶や4眼カメラを搭載したミッドレンジモデル。OSはAndroid 10をプリインストールしている。カラーはアークティックホワイトとマリアナブルーの2色展開。

「TCL 10 Lite」のアークティックホワイト

マリアナブルー

　ディスプレイは解像度が1080×2340ピクセルのフルHD+で、強化ガラスとして「Corning Gorilla Glass 3」を採用している。インカメラを埋め込み型とすることで、91％の画面占有率を実現した。画質設定の「NXTVISION（ネクストビジョン）」では、リアルタイムにコントラストや彩度を調整したり、SDR画質をHDR画質にアップコンバートしたりできる。目に優しい「読書モード」に変更することもできる。

6.53型のフルHD+液晶を搭載

　アウトカメラは、4800万画素のメイン（広角）カメラ、800万画素の超広角カメラ、200万画素の深度センサー、200万画素のマクロカメラの4つで構成される。メインカメラはAIがシーンや被写体を認識して最適な画質で記録する他、リアルタイムのボケ効果を与えられる。動画は4K撮影までをカバーする。1コマずつの静止画を動画として保存したり、超広角カメラを使って動画を撮影したりもできる。

　インカメラは1600万画素。4つのピクセル（1.0μm）を1つのピクセル（2.0μm）に融合することで明るく撮影できるようにした。

4800万画素のメインカメラを含む4眼カメラと、1600万画素のインカメラを搭載

　プロセッサはSnapdragon 665を採用。メインメモリは6GB、内蔵ストレージは128GB、バッテリー容量は4000mAhとなる。セキュリティ機能として、背面に指紋センサーを搭載する他、顔認証にも対応する。本体サイズは75.6（幅）×162.2（高さ）×8.4（奥行き）mm、重量は180g。

ミッドレンジスマホとして必要十分なスペックを持つ

　国内ではドコモ、au、ソフトバンクのSIMカードを利用できる。対応バンドはLTEがB1、3、8、18、19、26、3GがB1、6、8、9、19。SIMスロットはデュアルではなくシングル。microSDスロットも備えている。

TCL 10 Liteの主なスペック

左側面にSIMスロットとスマートキーを搭載。スマートキーには、シングルタップ、ダブルタップ、ロングタップで起動できる機能を割り当てられる（写真＝左）。右側面に電源キーとボリュームキーを備える（写真＝右）

　TCLのミッドレンジスマートフォンとしては、4万9280円（税込み）の「TCL 10 Pro」も販売しているが、Liteとの主な違いはディスプレイ（Proが曲面有機EL、Liteが平面液晶）、メインカメラ（Proが6400万画素、Liteが4800万画素）、プロセッサ（ProがSnapdragon 675、LiteがSnapdragon 665）、バッテリー容量（Proが4520mAh、Liteが4000mAh）。メインメモリやストレージは同じだ。約2万3000円の差をどう感じるかだが、コスパを重視するならLiteの方がお買い得といえる。

　「自宅で過ごす時間が増えてスマートフォンやタブレットの需要が高まっていることから、よりユーザーに優しい価格を実現したい」というFOXの意向で、税込みで2万円台とあえて安くした。TCLはタブレットの開発も進めており、2020年秋には発表できるとのこと。

　FOXが手掛けるアクセサリーサービス「caseplay jam」にて、TCL 10 Lite向けのケースを400種類以上取り扱う。FILAやLANVIN en Bleuなどファッションブランドのケースも取りそろえる。ケースの価格は2980円（税別）から。FOX STORE限定の特典として、TCL 10 Liteの購入者に、caseplay jamのTCL 10 Lite用ケースでのみ使える5000円分（税込み）のギフトコードを送付する。