「楽天モバイル 郵便局店」ってどんな感じ? 見に行ってみた

» 2021年07月02日 07時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 既報の通り、楽天モバイルは8月末までの期間限定で、東京都、埼玉県、千葉県に所在する10の郵便局に「楽天モバイル 郵便局店」を開設している。

 楽天モバイルと日本郵便は7月1日、リモートブースを設置している本郷郵便局(東京都文京区)において楽天モバイル 郵便局店に関する説明会を開催した。この記事では、その模様をお伝えする。

本郷郵便局 本郷郵便局

リモートブース型はどんな感じ?

 リモートブースが設置されている郵便局では、窓口の片隅に半オープン型のブースが設置されている。中にはヘッドセットが接続されたタブレット端末(iPad)と重要事項説明書類が入った棚が設置されている。

 来店客は、タブレット端末を操作し、オンライン上のオペレーターと会話しながら「携帯電話の料金相談」や「楽天モバイルの新規契約(※)」を行える。タブレット端末のホーム画面には手続き別のアイコンが置かれており、いずれにも番号が振ってあるので、「○番のアイコンをタップしてください」という風に指示を分かりやすくする工夫も凝らしている。実際に契約に至った場合、USIMカードや端末は後日配送となる。

(※)MNP契約と楽天モバイルのMVNOサービスからの移行も含む(以下同様)

 リモートブースは無人(≒専属の係員を配置しない)運用を想定しているが、試行(PoC:Proof of Concept)ということもあり、今回は専属の係員が常駐している。楽天モバイルのWebサイトで来店予約をした際は、係員に声を掛ければブースに案内してもらえるという。来店予約が入っていない場合は、「飛び込み」で相談や契約を受け付ける。

リモートブース 本郷郵便局に設置されたリモートブース
中身 リモートブースの中。タブレットにはヘッドセットが接続されているので、声が外に漏れることはない。ご時世もあり、利用があるごとに係員が消毒を行っている(撮影のため、ヘッドセットは外されている)
契約中 リモートブースで契約手続きを進めるイメージ。オペレーターと会話をしながら自分で契約を進めることになる
遠目 契約中の様子を遠目に見ると、こんな感じになる。実際はヘッドセットを装着するため、オペレーターの声は外には聞こえない

簡易店舗型はどんな感じ?

 先述の通り、本郷郵便局はリモートブースが設置される店舗だが、説明会では参考として簡易型店舗のイメージも展示された。

 簡易店舗型は長机と椅子が設置されており、R CREW(楽天モバイルショップのスタッフ)も常駐している。その場で新規契約が可能で、USIMカードや端末(Androidスマートフォンのみ)も在庫しているため、契約が完了すれば持ち帰ることができる。

イメージ図 簡易店舗型のイメージ。ショッピングモールなどでよく見かける「出張型キャリアショップ」そのものだ
契約イメージ 簡易店舗で契約を進めるイメージ。USIMカードと端末の在庫があれば、その場で持って帰れることが魅力だ

1日100人程度が説明を聞く

 楽天モバイル 郵便局店の展開は、先述の通り“試行”である。展開する郵便局の拡大や、その場合に設置する店舗のタイプについては試行結果を踏まえて検討される。

 実店舗を展開しているものの、楽天モバイルはオンライン(インターネット)での契約が多い。一方で、日本郵便は離島も含めて全国にオフラインの拠点(実店舗)を持つ。郵便局のネットワークを生かして、今までリーチできなかった顧客層への認知向上を図る狙いがある。日本郵便の視点に立つと、郵便局(店舗)におけるサービスの拡充を検討しており、今回の取り組みは店舗の活性化策の1つとして捉えているようだ。

 楽天モバイルによると、郵便局店には10店舗合計で1日当たり平均100人が相談に訪れるという。来店予約して訪れる人はおおむね6割程度で、残りは「こんなことを(郵便局で)やっているんだ」と飛び込みでやってくるそうだ。

 実際に契約に結び付いた比率や実数は公表されなかったが、想定以上に好調だという。今後、郵便局が楽天モバイルにとっての重要な「契約チャンネル」として位置付けられるかどうか、注目したい。

囲み 報道関係者からの質問に答える日本郵便の懸川洋文氏(本郷郵便局 局長)、中山圭子氏(物販ビジネス部 専門役)と楽天モバイルの中村礼博氏(ビジネスインキュベーション部 部長)
リアル来店客 取材の時間帯、本郷郵便局には1件の来店予約があった。取材のために待機していたR CREWがいたことと、簡易店舗のイメージ展示を用意してあったこともあり、急きょ簡易店舗スタイルで料金相談を実施することになった

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