香港に拠点を置く調査会社Counterpoint Reserachは8月26日(現地時間)、2021年第2四半期(4〜6月)の世界のスマートウォッチ市場調査結果を報告した。総出荷台数は前年同期比27%増。シェアトップは米Appleが維持しているが、インドなどでの100ドル以下の製品に勢いがあり、シェアは前年同期より2.1ポイント減の28%になった。
Apple Watchのユーザー数が1億人を超えた。Counterpointのアナリスト、スジョン・リム氏は「Appleのエコシステムではアタッチレート(ここではスマートフォン購入者中のスマートフォンと連携するスマートウォッチの購入者数の割合)が高く、Apple Watchのユーザーベースは同四半期に初めて1億を超えた」と語った。その半数以上が米国ユーザーで、米国でのアタッチレートは30%近いという。
一方、100ドル未満のスマートウォッチにも心拍数モニタリングなど健康志向の機能を搭載する製品が増えており、100ドル未満スマートウォッチセグメントは前年同期比547%成長した。
製品販売ランキングのトップは昨年9月発表の「Apple Watch Series 6」で、トップ5中1、2、4位がApple Watchシリーズ。3位は韓国Samsung Electronicsの「Galaxy Watch Active 2」。同社はWear OS搭載の新モデル「Galaxy Watch4」を8月に発売する。
5位の「Imoo Z6-4G」は、中国小天才(XTC)が販売する子供向けスマートウォッチだ。
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