では超広角から望遠まで撮り比べる。撮影は標準の写真モード(Xperia 1 IIIの場合は「BASIC」モード)で、AIやシーン認識、オートHDRなどはオンにしてある。基本的に全て同じ位置で撮影しているので(手持ちなので微妙な中心のずれはご勘弁を)、それぞれ写る範囲がどのくらい違うか見てもらいたい。
さらに、青空や赤の表現などに注目。けっこう違いがあるのだ。
超広角から順番に行こう。一番超広角なのが13mm相当のGalaxy S21 Ultra 5G。続いて、OPPO Find X3 Pro、Xperia 1 III、AQUOS R6という順番。超広角であればあるほど広い範囲が写る。その分遠近感も強く、上手に使うとめちゃ迫力のある写真になる。
写る範囲(画角)の差のみならず、青空の表現や赤い門の写りに差が出て面白い。Xperia 1 IIIは青空があっさりめ。AQUOS R6はちょっと抑え気味でナチュラルだけど地味に見える。
Find X3 Proがシャドー部を持ち上げてより赤が映える写りになっている。やり過ぎ感もあるけど、一番見栄えがするのは確かだ。
続いてメインカメラとなる広角カメラ編。AQUOS R6はシングルカメラだけど、ここではカメラアプリ上のズームアイコンに従って撮影している。基本的に一番いいセンサーとレンズを搭載しているのがこの広角カメラだ。超広角編と同じ位置から撮っている。
広角カメラの画角はどれもほぼ同じ。写りの傾向は、Find X3 Proがわざとらしいくらい赤が鮮やかだ。いい感じにナチュラルなのがXperia 1 IIIとGalaxy S21 Ultra 5Gなのだが、Find X3 ProのHDRを強くかけて「コテコテにしましたわ」感も見栄えがするし。思ったより差が出て面白い。
では、望遠カメラの性能を見てみよう。
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