続いて望遠カメラ編。機種によって大きく差が出るところだ。どのカメラアプリもボタン1つで望遠カメラに切り替えられるようになっているが、そのパターンの数が端末によって違う。
AQUOS R6のカメラは超広角、広角、望遠の3パターンで、望遠は48mm相当。シングルカメラゆえ、どうしてもデジタルズームになるし、むちゃな望遠は無理。Xperia 1 IIIとGalaxy S21 Ultra 5Gは4パターンあり、望遠側に伸びがある。Find X3は光学的には2xの望遠だが、その上にハイブリッドズームとして5xが用意されており、全部で4パターンだ。
仮に「中望遠」(2x〜3x)と「望遠」(それ以上)ということにして撮り比べ。まずは「中望遠」から。基本的に24mmに対して2x相当なので48〜50mmくらいになるわけだが、Xperia 1 IIIとGalaxy S21 Ultra 5Gは3x相当の70〜72mmになるのでちょいと望遠感が強い。個人的には2xくらいのところに1つあると扱いやすいと思うのだけど。
4パターンある端末に関してはさらにもう1段階行く。Xperia 1 IIIは105mm(4.4x)。Galaxy S21 Proに至っては10xの240mmである。
せっかくなので各モデルの「最大ズーム倍率」でもチェック。どれもデジタルズームになるので画質は落ちるけれども、どの端末が一番むちゃをしているか見るって意味でちょっと楽しい。
Galaxy S21 Ultra 5G。何というか、100倍ズームでよくぞここまでっていうムチャっぷりがたまらん。見ての通りディテールはもやっとしているし、ここまで来ると狙ったところを撮るのが難しい。Find X3 Proは30x、Galaxy S21 Ultra 5Gに至っては100xである。むちゃするなあ。この2機種は最大までひっぱると、サムネイルが表示されてどこを撮ろうとしているか教えてくれるので便利。
ここまで屋外で撮影してきたが、屋内ではどうか。
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