H.I.S.Mobileは6月上旬をめどに、MVNOサービス「HIS Mobile」の新しい料金プランを提供する。月額料金は290円(税込み、以下同)からとなる。同社は新プランの提供開始を可能な限り前倒しする方針で、最短で5月中旬から提供される可能性がある。
今回の新料金プランは月額料金を含む各種料金をとにかく安くすることに主眼を置いている。大手キャリア(MNO)における3G通信サービスの順次終了に伴い、データ通信をあまり使わないユーザーの“受け皿”となることを狙った措置だ。
通信回線はNTTドコモのLTE(Xi)ネットワークを利用する。SIMカードは「データ通信専用」「音声通話付」「音声通話+5分かけ放題」「音声通話+完全かけ放題」を取りそろえているが、音声通話に対応するSIMカードの割安感を高めていることな大きな特徴となっている。
データ通信専用SIMカードのプランと月額料金は以下の通り。SMS(ショートメッセージ)はオプションとなり、利用する場合は月額料金に50円が加算される。
なお、データ通信専用SIMカードのみ1GBプランにおける小容量(100MB未満)利用時の割引がない。
音声通話付SIMカードの月額料金は以下の通りとなる。
プランごとの月間データ通信容量を超過した場合、上下最大200kbpsで引き続き通信できる。速度を戻したい場合は、1GB当たり200円で「データチャージ」することで戻せるようになっている。
新プランの発表を記念して、H.I.S.Mobileは契約事務手数料(3300円)を割り引く「春の新規ご加入キャンペーン」を開催している。このキャンペーンでは、特設サイトでエントリーすることで契約事務手数料に充当できる「特別エントリーパッケージ」を購入できる。このパッケージは通常の契約事務料よりも安価で、購入タイミングによって以下の通り価格が変わる。
このパッケージは、新プランはもちろん現行プランの新規契約時にも利用できる。すぐに契約したい人も、新プランを待ちたい人も損をしないことが特徴だという。
H.I.S.Mobileは4月から、日本物産情報通信(J-PIC)と提携し、HIS Mobileの専売店「HISモバイルステーション」を全国に展開する。HISモバイルステーションではHIS Mobileの新規契約を受け付ける他、端末の販売/買い取りや修理も受け付ける。
第1号店は群馬県太田市に開設される予定で、郊外を中心に展開していくという。新規加盟店も随時募集するとのことだ。
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