Googleは7月28日、新型スマートフォン「Pixel 6a」を発売する。「Google Tensorプロセッサ」、おサイフケータイなど上位モデルのキーとなる機能は堅持しながらも、Googleストア(直販)なら5万3900円、KDDI直営店ならそれもよりも安い5万3270円で買えてしまうというのは驚異的といえるだろう。
今回、発売に先駆けてPixel 6aを試す機会を得たので、写真を交えつつ簡単に紹介していく。購入を検討している人の参考になれば幸いだ。
Pixel 6/Pixel 6 Proから、PixelスマートフォンにはAC(充電)アダプターが付属しなくなり、パッケージ(箱)の厚みが減った。両モデルのパッケージを見た時に「ああ、箱が薄くなった……」と感動したことはよく覚えている。
このパッケージングはPixel 6aにも引き継がれている。ただ、元のボディーサイズがさらに小さくなったことから、パッケージも少しだけ小さくなっている。最初手に取った時に「小さくなったなぁ」と思わず漏らしてしまった。
パッケージの上箱を開けると、背面を上にした本体が姿を見せる。Pixel 6はアウトカメラ周辺部の出っ張りがPixel 6/Pixel 6 Proよりも少ないこともあって、ボディーの“威圧感”はそれほど大きくない。
下方に目をやると、画面保護ペーパーからのびた取っ手がある。これに指を引っかけて本体を取り上げると、付属品が姿を見せる。間仕切りなどは用意されていない。
付属品は「USB 2.0 Type-Cケーブル」「クイックスイッチアダプター(USB Type-A to Type-Cアダプター)」と“謎の箱”である。謎の箱には「Pixel 6a Google Tensor」と書かれている。どうやら、Pixel 6aにはTensorプロセッサが使われていることを強くアピールしたいようだ。
この箱は、従来モデルでクイックスタートガイドとSIMツール(SIMピン)の台紙を束ねていた帯の代わりになるものである。裏面にはSIMツールが取り付けられており、箱を開けるとクイックスタートガイドが封入されている。
……と、ここまで来て気付いたのだが、Pixel 6aの梱包(こんぽう)は全て紙でできている。ビニールやプラスチックは使われていない。恐らく、サステナビリティに配慮した結果なのだろうと思う。
ここ数年、多くのスマホやPCの梱包材において、化石燃料由来の素材を一切使わないことは一種のトレンドとなりつつある。そういう意味では、Pixel 6aも“今どきのスマホ”なのである。
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