「Pixel 6a」先行レビュー 手頃な価格だけでない魅力をチェック!(3/3 ページ)

» 2022年07月22日 02時00分 公開
[井上翔,ITmedia]
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無線通信/ポート類

 Pixel 6もPixel 6aも、モバイル通信は5G NR(Sub-6)、LTE(FD-LTE/TD-LTE)、W-CDMA、GSMの各規格に対応し、Wi-Fi 6E(※2)、Bluetooth 5.2、NFC通信やおサイフケータイ(モバイルFeliCa、日本モデルのみ)も利用できる。

(※2)2.4GHz帯、5GHz帯に加えて6GHz帯にも対応するIEEE 802.11ax規格の無線LAN。ただし、日本では現時点において6GHz帯の通信に対応しない(Wi-Fi 6相当)

 ただし、Pixel 6aでは以下の5G NR/LTEのバンド(周波数帯)のサポートが省かれている(いずれも日本モデルでの比較)。

  • 5G NR:n14(700MHz帯)
  • LTE:Band 32(1.5GHz帯、主にヨーロッパで利用)、Band 46(5.2GHz帯)

 いずれも現状では日本では使われていないバンドなので、実利用には影響しない。ただし、Pixel 6と同様にPixel 6aでもNTTドコモが利用する5G NRのn79(4.5GHz帯)に対応していないことには注意が必要だ。

 本体下部にあるUSB Type-Cポートは、Pixel 6もPixel 6aもUSB 3.2 Gen 1(USB 3.0)規格である。ただし、USB PD(Power Delivery)3.0規格に準拠した急速充電に対応する。ACアダプターがPPS(Programmable Power Supply)に対応している場合は、よりきめ細かい充電制御も可能だ。

 一方で、Pixel 6aはQi(チー)規格に準拠するワイヤレス充電機能を備えない。有線充電のみ対応するので注意しよう。

ボディー

 Pixel 6は、IP68等級の防塵(じん)/防水性能を持つボディーを備えている。側面フレームはテクスチャ加工の合金製だ。背面のガラスパネルは「Corning Gorilla Glass 6」である。

 一方、Pixel 6aは側面フレームがテクスチャ加工の合金製であることは同様なのだが、防水性能がIPX7等級となり、背面パネルが「高温整形された3D合成素材」に変更されている。ただし、IPX7等級の防水性能があれば短時間の浸水であれば十分に耐えられるし(※3)、背面パネルも質感は十分に高い。

 「背面に傷が付くのはちょっと……」というのであればスマホケースを着ければよい。スマホケースを身につけても、素のPixel 6よりも高さはわずかに低く、幅はほぼ同じ程度である。ただ、純正ケース(税込み3630円)はCharcoal(チャコール)とSeafoam(シーフォーム)の2色しかなく、残念だ。

ケース(その1)
ケース(その2) Chalkの本体にSeafoamの純正ケースを取り付けた図。このケースを取り付けると、厚みを除いて素のPixel 6とほぼ同じサイズ感になる

バッテリー

 スマホの“命”ともいえるバッテリー容量は、Pixel 6が4616mAhに対してPixel 6aは4410mAhとわずかな差しかない。バッテリー駆動時間も、両機種共に「24時間以上」(Google独自基準での計測値、以下同)とされている。平常時はどちらもバッテリー持ちに差はないといえるだろう。

 しかし、スーパーバッテリーセーバーを有効にした場合の駆動時間は、Pixel 6が最大48時間となっているのに対してPixel 6aは1.5倍の最大72時間となっている。緊急時にはPixel 6aの方が有利であるということは興味深い。

「手頃でそこそこハイスペック」の救世主になるか?

 半導体不足や世界情勢の不安定化に加えて円安が進んだこともあり、日本におけるスマートフォンの販売価格は上昇傾向にある。特にハイエンドモデルでは15万円を超える値付けとなることも珍しくなくなった。

 そんな中、基本性能は上位モデルから据え置きつつ、一部のスペックを削減することで5万5000円を切る価格を実現したPixel 6aは、ある意味で「手頃でそこそこハイスペック」なスマホが欲しい人にとっての救世主となりうる存在だ。

 ただし、Pixel 6と比べて削減されたもの、特にメインメモリの容量と内蔵ストレージについては、自分のスマホの使い方と相談しつつ慎重に検討をすることをお勧めしたい。

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