シニアのスマホ利用者は前年比4.2ポイント増の89%に MMDの調査より

» 2022年09月28日 13時28分 公開

 MMD研究所は、9月28日に「第1弾 2022年シニアのスマートフォン・フィーチャーフォンの利用に関する調査」の結果を発表した。予備調査は60歳〜79歳の全国の男女1万人、本調査はスマートフォンメイン利用者500人、スマートフォン利用検討者500人、スマートフォン利用未検討者500人を対象としている。

 60〜79歳の全国の男女1万人を対象としたモバイル端末の所有率は94.0%で、内訳は「スマートフォン」が89.0%、「フィーチャーフォン」が7.3%、「4G LTEケータイ」が3.8%。2012年からの利用割合推移を集計したところ、2022年のスマートフォン利用者は前年比4.2ポイント増加、2022年のフィーチャーフォン利用者は前年比4.1ポイント減少している。

MMD研究所 シニアの携帯電話所有者の推移

 フィーチャーフォン、または4G LTEケータイのみ利用している972人へスマートフォンへの乗り換え意向を聞いたところ、「いますぐにでも乗り換えたい」「いますぐにではないが、乗り換えを検討している」は合わせて44.0%だった。直近で利用している月間のデータ容量は「1GB以下」が80.8%、「2〜3GB」が9.9%、「4〜5GB」が8.0%となった。

MMD研究所 利用している月間データ容量

 スマートフォンをメインで利用する8359人が現在契約している通信会社は、「NTTドコモ」が33.1%、「au」が17.4%、「MVNO」が12.1%。スマートフォン利用検討者428人が検討中の通信会社は「NTTドコモ」が34.1%、「au」が12.1%、「ソフトバンク」が7.5%となった。

MMD研究所 現在契約している通信会社
MMD研究所 検討中の通信会社

 予備調査からスマートフォンメイン利用者500人を抽出し、現在利用しているスマートフォンの通信会社を選んだ理由について複数回答で聞いたところ、「通信料金が安いから」が30.8%と最も多く、次いで「ちょうどよい料金プランがあるから」が27.2%、「家族が同じ通信会社を利用しているから」が26.6%となった。また、スマートフォン利用検討者は「家族が同じ通信会社を利用しているから」が33.5%、「安心できる会社だから」が30.1%、「通信料金が安いから」が24.8%となった。

MMD研究所 スマートフォンの通信会社を選んだ理由
MMD研究所 スマートフォンの契約を検討している通信会社を選んだ理由

 スマートフォンメイン利用者500人、フィーチャーフォン/4G LTEケータイ利用のスマートフォン利用検討者398人、モバイル端末未所有のスマートフォン利用検討者102人へスマートフォン自体の利用開始の決定者について聞いたところ「自分が中心に決定」が73.5%、「自分が中心ではないが、意見は反映される」が21.4%、「自分以外が決定し、意見は反映されない」が5.1%となった。自分以外で決定している人(複数回答)は「配偶者、パートナー」が55.8%、「子ども」が44.2%、「通信会社のスタッフ」が4.5%となる。

MMD研究所 スマートフォン契約の決定者

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