ASUSが「ROG Phone 6/6 Pro」を10月7日に発売 進化したポイントを徹底解説(1/2 ページ)

» 2022年09月30日 11時00分 公開
[島徹ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 ASUSが、SIMロックフリーゲーミングスマホの最新モデルROG Phone 6シリーズを、日本で10月7日に発売する。標準モデルの「ROG Phone 6」に加えて、背面ディスプレイ搭載やメインメモリを18GBに増量した「ROG Phone 6 Pro」をそろえている。

 ROG Phone 6シリーズはAmazon.co.jp、エディオン、au +1 collection、Joshin、ノジマ、ひかりTVショッピング、ビックカメラ、ヤマダデンキ、ヨドバシカメラの大手量販店や通販サイトで販売。公式オンラインストアASUS Storeは10月31日に23時59分までに本体とアクセサリーを10%割引で購入できる。MVNO各社はIIJmio、LinksMateが販売する。※記事中の価格は全て税込み。

ROG Phone 6 ROG Phone 6シリーズが日本で発売される。東京ゲームショウ2022(9月15〜18日)でも国内未発表ながらROG Phone 6の展示を実施していた

 ROG Phone 6シリーズの特徴は、ゲームプレイに特化した高速処理と操作性や拡張性だ。プロセッサにはQualcommの「Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載。さらに、リフレッシュレート165Hzの6.78型AMOLED フルHD+(1080×2448ピクセル)ディスプレイや、横画面操作でトリガー操作を実現するタッチセンサーを搭載。今回、ゲーミングスマートフォンとしては初の生活防水IPX4にも対応した。

 別売の専用外付けクーラー「AeroActive Cooler 6」も強化。従来の空冷ファンに加えて、同シリーズ初のペルチェ素子を用いた、より強力な冷却にも対応。快適な長時間プレイ環境を実現する。

ROG Phone 6 別売りの専用外付けクーラー「AeroActive Cooler 6」は、ペルチェ素子を採用。より高い冷却性能を手に入れた

ROG Phone 6シリーズの価格をチェック

 日本で販売されるROG Phone 6シリーズを整理すると以下の通りだ。全モデルとも画面サイズや搭載するプロセッサ、バッテリーなど、基本的な仕様はほぼ同じだ。違いはメインメモリとストレージ、本体カラーやデザインの違いのみにとどまっている。本体サイズも幅77mm×高さ173mm×奥行き10.4mm、重量239gと3モデルとも共通だ。

 付属品も同様で、どのモデルも65W急速充電対応ACアダプターとUSB Type-Cケーブル、本体カバーとなるAero Caseが付属する。

  • 「ASUS ROG Phone 6」(12GB/256GB)12万9800円
  • 「ASUS ROG Phone 6」(16GB/512GB)14万9800円

 ROG Phone 6はメインメモリがとストレージの異なる2種類の仕様を用意。本体カラーはストームホワイトとファントムブラックから選択できる。背面にはAURAライトと呼ぶLEDのロゴを搭載する。

ROG Phone 6 ROG Phone 6
  • 「ASUS ROG Phone 6 Pro」(18GB/512GB)16万9800円

 ROG Phone 6 Proは、メインメモリがシリーズ最大容量となる18GBなのと、背面に60以上のアニメーションを表示できるOLEDディスプレイのROG VISION搭載が特徴だ。 “Pro”と銘打っているが、基本性能についての違いは少ない。カラーはストームホワイトのみ。

ROG Phone 6 ROG Phone 6 Pro
ROG Phone 6 背面がROG VISIONと呼ぶディスプレイになっており、操作内容に合わせてさまざまなアニメーションを表示できる

 なお、ROG Phone 6とROG Phone 6 Proには、「WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジーブレイブエクスヴィアス幻影戦争」と「三國志覇道」のアプリとオリジナル壁紙がプリインストールされている。

高速プロセッサ搭載に加え、別売りのペルチェ素子クーラーも用意

 ここからは、ROG Phone 6シリーズのより詳しい特徴について紹介していこう。今回採用したQualcomm製の最新ハイエンドチップSnapdragon 8+ Gen 1は、多くのハイエンドスマホが搭載する「Snapdragon 8 Gen 1」と比べて処理に対して電力効率が30%向上したプロセッサだ。阿部氏によるとCPUとGPU性能ともに10%ほど向上しているという。

ROG Phone 6 Qualcomm製の最新ハイエンドチップ「Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載

 Antutu BenchmarkでもASUSによるとスコア110万前後と、これまでにないスコアを記録しているという。事前にお借りしたROG Phone 6(16GB/512GB)でも同様の数値を確認できたなお、多くのハイエンドスマホが採用するSnapdragon 8 Gen 1は100万前後のものが多い。

ROG Phone 6 ROG Phone 6(16GB/512GB)にて、最大性能を発揮するXモード設定でAntutu Benchmark v9をテスト。スコア111万を確認できた

 高い処理性能で長時間ゲームをプレイするには、高い放熱・冷却性能が必要だ。プロセッサは温度が上昇すると、動作を制限して温度を下げるサーマルスロットリングと呼ぶ機能が働いてしまう。ROG Phone 6ではこれを防ぐために、3段階の冷却機能を用意。1〜15分程度の発熱は、熱伝導性の高い窒化ホウ素のサーマルコンパウンドを新たに採用。これにより、プロセッサを最大10度冷却し、サーマルスロットリングを78%減少できているという。

ROG Phone 6 熱伝導性の高い窒化ホウ素のサーマルコンパウンドを採用。短時間で発生する熱を効率的に冷却できる

 さらに15〜30分の動作の冷却では、従来モデルから30%大型化したベイパーチャンバーと、85%大型化したグラファイトシートがより高い冷却性能を発揮するという。

ROG Phone 6 長時間の冷却は、大型化したベイパーチャンバーとグラファイトシート、さらに別売りの「AeroActive Cooler 6」で実現する

 1時間以上のゲームプレイでは、ROG Phoneシリーズ伝統といえる別売り外部クーラー「AeroActive Cooler 6」を利用する。今回は新たにペルチェ素子を採用。本体からの電源供給の場合は空冷ファンかペルチェ素子をある程度駆動させるが、充電ケーブルにつないだ状態だとペルチェ素子の性能をより生かした高い冷却性能を発揮できる。また、ファンの左右には合計4つの物理キーを搭載。キーマップを設定すればゲームプレイ中に利用可能だ。

ROG Phone 6 別売りの「AeroActive Cooler 6」。ペルチェ素子採用の他、4つのボタンと折りたたみスタンドを搭載。本体とは側面のUSB Type-Cで接続。電源は本体、もしくはクーラーに搭載されたUSB Type-C端子から供給する。本体からは動作コントロールの他、冷却温度の取得も可能
ROG Phone 6 ペルチェ素子を搭載。従来の空冷ファンより強力に冷やせる
ROG Phone 6 今の最新スマホでも高負荷なゲーム「原神」を60fps設定で動かしたときの冷却性能。電源供給状態によりAeroActive Cooler 6の効果も変わる

 バッテリー周りは、6000mAh大容量バッテリー搭載に加えて65W急速充電に対応。本体内のバッテリーを2つに分けて搭載するデュアルセルシステムにより、充電速度を高速化しつつ本体やバッテリーの発熱を抑えている。

 65W急速充電は前モデルでも対応していたが、「0〜100%までの充電時間をさらに短縮し、約42分と非常に素早くなっている」という。また、バッテリーケア機能や、指定した時間に充電を完了させる予約充電機能も搭載。これらを使うと「バッテリーの発熱を最小限に抑えることで、劣化も抑えることが可能」とのことだ。

ROG Phone 6 6000mAhの大容量バッテリーを二つに分けて搭載。充電の高速化と冷却処理の最適化を図っている
ROG Phone 6 実際に充電速度を測定したところ、0%の状態から39分でフル充電できた

 歴代のROG Phoneと同じく、USB Type-C端子は底面(USB2.0)と側面(USB3.1)の2箇所に搭載。横画面ゲームのプレイ中もUSB Type-C端子からの充電や、実況配信で使うDisplayPort/HDMI出力時に邪魔にならない。さらに、ゲームプレイ中はUSB Type-C充電器からシステム動作に必要な電力のみを給電し、発熱を伴うバッテリー充電は行わない「バイパス充電」機能も搭載する。

ROG Phone 6 USB Type-C端子を下部と側面に2つ搭載。横画面ゲームのプレイ時は、側面のUSB Type-C端子を使うと操作の邪魔にならない。写真右のアイテムは標準で付属する「Aero Case」だ

 ディスプレイは6.78型AMOLED フルHD+(1080×2448ピクセル)、Corning Gorilla Glass Victusを採用。最大リフレッシュレート165Hz、タッチサンプリングレートは720Hzだ。ゲーミングスマホらしく、タッチ操作をより素早く検出してくれる。タッチ操作から画面への反映速度を示すタッチレイテンシも、ASUSによると、リフレッシュレート165Hzの場合、23msで世界最速だとしている。

ROG Phone 6 最大リフレッシュレート165Hz、タッチサンプリングレート720Hzのゲーミング使用。高リフレッシュレート対応ゲームアプリのリストも用意されている

 映像や音の表現性能だが、HDR10/10+対応かつ色域DCI-P3を111%カバー。音量と表現力共に優れたデュアルフロントステレオスピーカーや、ハイレゾ(24ビット/192kHz)対応イヤフォンジャックにより、ゲームはもちろん映像も快適に楽しめる。

 カメラはソニー製IMX766センサーの広角5000万画素に加えて、超広角1300万画素、マクロ500万画素、インカメラは1200万画素のものを搭載する。

ROG Phone 6 広角5000万画素をはじめとするトリプルカメラ搭載。ハイエンドスマホとして十分なカメラ性能を持つ

 この他、IPX4の生活防水に対応。生体認証は顔認証とディスプレイ内蔵指紋認証センサーを搭載。NFC対応だがFeliCa(おサイフケータイ)には対応していない。通信周りは5G対応でnanoSIMスロットを2つ搭載。ミリ波には非対応だ。独自に4キャリアの接続確認をとっている他、KDDIのIOT(接続性検証)も実施している。

ROG Phone 6 生活防水に対応。手汗や端子の水ぬれなどへの不安がある程度払拭された。生活防水とコード決済さえ利用できればいい人なら、メインスマホとしても使えるだろう
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月25日 更新
  1. 「0.2秒で冷却」をうたうペルチェ素子搭載の腰掛けファン Amazonで53%オフ (2026年07月24日)
  2. モトローラから新しいミドルレンジスマホ「moto g37」シリーズ登場 ソフトバンク、楽天モバイル、ドコモも取り扱い (2026年07月24日)
  3. 従来の健康保険証は7月31日で利用不可に 8月1日以降は「マイナ保険証」の利用を (2026年07月24日)
  4. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  5. ドコモが「iPhone 17」シリーズや「iPhone Air」を値上げ 一部機種は残価も引き上げ、実質負担額の影響は? (2026年07月24日)
  6. Galaxyの新折りたたみが4キャリアそろい踏み 各社が語る「価格」「ネットワーク」「サポート」の差別化戦略 (2026年07月23日)
  7. 「HUAWEI WATCH FIT 5」実機レビュー 長持ちバッテリーと新機能“ミニストレッチ”の実力は? (2026年07月24日)
  8. パスポート型の折りたたみ「Galaxy Z Fold8」を速攻チェック 使い方を変える形状だが“なくなった機能”も (2026年07月22日)
  9. ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDバーライト(Type-C)」が意外と便利 1人暮らしの帰宅時や非常灯に便利  (2026年07月18日)
  10. なぜ「LINE VOOM」は嫌われたのか 保護者を悩ませた“子供たちの抜け道” (2026年07月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー