既報の通り、ソフトバンクは6月28日に共通メッセージサービス「+メッセージ」をY!mobile(ワイモバイル)/LINEMO(ラインモ)ブランドの通信サービスと、同社回線を利用するMVNOサービスでも利用できるようにした。
これにより、AndroidスマートフォンやiPhone/iPadに「+メッセージアプリ」をインストールすることで、NTTドコモ、KDDI/沖縄セルラー電話、そしてソフトバンクの回線を利用しているユーザーと電話番号ベースでよりリッチなメッセージのやりとりができるようになった。
この記事では、Y!mobile回線とiPhoneの組み合わせで+メッセージを使い始める方法を解説しようと思う。Y!mobile(あるいはLINEMO)ユーザーでiPhoneの導入(機種変更)を検討している人の参考になれば幸いだ。
何はさておき、まずは+メッセージアプリのインストールをする必要がある。App Storeの検索から探す場合は「+メッセージ」「+メッセージ」「プラスメッセージ」どれでもヒットする。登場当初は検索に難儀したことが懐かしい。
iOS/iPadOS版のアプリは、全キャリア共通となっている。Android版と異なりキャリアを意識せずに使えるので便利だ。
インストールが終わったら、早速起動して初期設定を進めていく。
まず、オープニング画面が出てきたら「次へ」、アクセス権限の設定に関する画面が出てきたら「次へ」と続けてタップする。連絡先へのアクセスに関するダイアログボックスが出てきたら「OK」をタップしよう。
ここから先の手順は、いったんWi-Fi(無線LAN)をオフにして進める必要がある。Wi-Fiに接続していると、一時的に接続を解除するように言われるので素直に従ってほしい。
次に必要な設定が進み、利用規約への同意を求められる……のだが、デュアルSIMを有効にしている場合は、利用規約への同意の前に「電話番号の入力と確認」という手順が加わる。簡単にいうと、+メッセージで利用する電話番号(回線)を特定する作業が必要なのだ。
筆者は、手持ちのiPhoneにY!mobileのnanoSIMカードとpovoのeSIMを設定している。今回はY!mobile回線で+メッセージを利用するので、nanoSIMカードの電話番号を入力して「OK」をタップする。すると、本当にこの電話番号でいいのか聞かれるので「はい」をタップしよう。
この際、副回線として設定している電話番号(回線)で+メッセージを設定しようとすると、うまく行かないことがあります。そのような場合、設定しようとしている電話番号をいったん主回線にしてから設定を進めてください。それでもうまく行かない場合は、副回線をオフ(=デュアルSIMをオフ)にして、+メッセージを設定したい電話番号だけを有効な状態にして設定してみてください。
全ての設定が完了すれば、デュアルSIMを有効化しても、副回線を元通りにしても正常に動作するはずです。
電話番号が正しく認識されると、本来の手順に戻る。利用規約はしっかりと読んでから「同意する」をタップすると設定がさらに進められる。
この後の設定は、Wi-Fiにつなぎ直しても進められる。まず、数画面分のサービス紹介が出てくる。+メッセージでできることを確認しつつ、スワイプして読み進めよう。
スワイプして出てくる最後の画面は、「プロフィール」の登録だ。ニックネームなどを入力して「OK」をタップすれば、セットアップは完了だ。なお、プロフィールは後から設定することもできる。面倒な場合は、設定せずに「OK」をタップしてしまおう。
こうして文章にしてみると、結構難しそうに見える。しかし、実際は画面の指示に従えば基本的に何とかなる。デュアルSIM環境だとうまく設定できないこともあるが、その場合はいったん設定したい電話番号を「主回線」にしてデュアルSIMを無効にして設定すれば、おおむねうまくいく。
今回はY!mobile回線で設定を行っていますが、KDDIと沖縄セルラー電話の回線では設定の途中でSMS認証が行われるようになっています。
この認証は規約確認画面の前に差し込まれるようになっていて、送付されたSMSに記載されている6桁の認証番号を入力すると、セットアップを続行できます。
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