「+メッセージ」が企業とのコミュニケーション機能を強化 金融サービスのワンストップ手続きにも対応へ

» 2019年04月23日 15時15分 公開
[井上翔ITmedia]

 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクが共同で提供するメッセージングサービス「+メッセージ」が機能拡充する。企業ユーザーを対象とする「公式アカウント」とのやりとりが可能となる他、画像とテキストを組み合わせた「リッチカード」や、押すだけで返信ができる「アクションボタン」に対応する。今回拡充する機能の提供開始時期はキャリアによって異なる(後述)。

新アプリ 機能拡充に対応した新バージョンのアプリ(デモ版)
3キャリア代表者 発表会に臨んだNTTドコモの森健一常務(左)、KDDIの東海林崇専務(中央)、ソフトバンクの丹波廣寅IoT技術企画本部長(左)

新機能の概要

 今回の機能拡充は、+メッセージのベースとなったメッセージング規格「RCS(Rich Communication Services)」の特徴を生かしたもの。企業と個人ユーザーとのコミュニケーションを円滑にする側面が強い。

公式アカウント

 ユーザーは、企業が持つ「公式アカウント」とのやりとりが可能となる。+メッセージアプリ、Webサイト、またはQRコードから公式アカウントをフォローできる。

 公式アカウントへの登録を希望する企業は、3キャリアそれぞれから審査を受ける必要がある。審査に合格すると「認証済みマーク」が表示されたアカウントを使ってユーザーに情報を発信することはもちろん、ユーザーとコミュニケーションを取ることもできる。

公式アカウント 公式アカウントには認証済みマークが付与される

リッチカード

 公式アカウントは、画像やアクションボタン(後述)などを添付した「リッチカード」をユーザー(フォロワー)に配信できる。テキストに加えて画像を付与することで、より分かりやすい情報伝達を実現できる。

リッチカード リッチカードを使うと、画像やアクションボタンを添付したメッセージが送れる

アクションボタン

 「アクションボタン」は、タップするだけで自動的にメッセージを返信したり、Webサイトにジャンプしたりするなど、何らかのアクションを起こせるボタン。

 ボタンを押して操作をしていくことで、文字入力による「返信」を減らせることがメリットだ。

アクションボタン メッセージ内にあるアクションボタン。自動でメッセージを返信したり、Webサイトにジャンプしたりできる

新機能対応予定時期

 新機能の対応予定時期は、キャリアによって以下の通り異なる。期日以降にアプリをバージョンアップすることによって利用できるようになる。

  • NTTドコモ:2019年8月以降
  • au(KDDI、沖縄セルラー電話):2019年5月以降
  • ソフトバンク:2019年8月以降

金融機関横断の共通手続きプラットフォームの検討

 +メッセージアプリを活用し、金融機関(銀行、生命保険、損害保険、クレジットカードなど)に関する手続きをワンストップで行えるプラットフォームの構築に向けた検討も始まる。

 今回の検討では「住所変更」「災害時の手続き(サポート)」「口座振替の申し込み」といった金融機関でよくある手続きを、+メッセージアプリを活用してユーザーインタフェース(UI)を一本化し、一括して行えるようにすることを目指す。

 4月23日現在、以下の企業が検討に参加している。

  • トッパン・フォームズ(システム構築・運営を担当)
  • ジェーシービー
  • 東京海上日動火災保険
  • 日本生命
  • 野村證券
  • 三菱UFJ銀行

 サービス開始は「2019年内、または2019年度内まで」(トッパン・フォームズ 坂田甲一社長)を目標としている。最終的には全金融機関が参加することを目指す。

イメージ(その1)イメージ(その2) 共通手続きプラットフォームのイメージ。複数金融機関の手続きを一括して完了できるシステムの構築を目指す

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