米Googleは2月27日(現地時間)、Android端末およびWear OS搭載スマートウォッチに今後追加していく予定の複数の新機能を紹介した。同日からスペインのバルセロナで開催の「MWC Barcelona 2023」に合わせての発表で、既に使えるものも、近く提供開始するものも混在する。
Android版の「Google Keep」の新ウィジェットが間もなく追加される。Keepのノートやリストをホーム画面に置いて、ToDoリストのチェックなども直接行える。
Wear OS版Keepアプリで、スマートウォッチで新規のノートやリストを追加できる。こちらは既に利用可能だ。
これもまだ利用できないが、Android用GoogleドライブでPDFにコメントを入力できるようになるという。「フリーハンドでメモやフィードバックを追加したり、蛍光ペンツールで重要な部分を目立たせたり」でき、そうした注釈付きPDFを新規ファイルとして保存できるとしている。
Web会議の「Google Meet」にAndroid端末で参加する場合、ノイズキャンセリングが可能になった。周囲の騒音が除外されるとしている。
Androidの新機能ではないが、Chromebookにヘッドフォンを1回タップするだけで接続できるようになる。「Fast Pair」の機能だ(Chromebookも昨年1月からFast Pairに対応してはいた)。
さらに、既にAndorid端末とペアリング済みのヘッドフォンであれば、同じアカウントで使っているChromebookにも自動的にペアリングされるようになる。
Android版Chromeアプリで、ページレイアウトを維持したままコンテンツ(テキスト、画像、動画、コントロール用ボタンなど)のサイズを最大300%まで拡大できるようになる。この機能は3月に追加の予定だ。
日本ではまだ「Google Pay」なのでこの機能が日本でも使えるようになるのかどうか不明だが、「Google Wallet」の決済時のアニメーションが新しくなり、たとえばペンギンのアニメなどで楽しめるようになる。
「Wear OS 3+」で、2つの新しい音声とディスプレイのモードが追加される。いずれもアクセシビリティ機能だ。
見当識障害のある人のためのモノラルオーディオと、色弱などの障害のある人のための色補正モードとグレースケールモードが追加される。
「Emoji Kitchen」はGboardで2つの絵文字をミックスして新しいスタンプにする機能。
新たに、バスケットボール、メガホン、花の絵文字でミックスできるようになった。
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