必要なものがそろったら、早速セットアップしていきます。まず、iPhoneに以下の手順で新しいカードを登録しましょう。
(※4)カード番号がない場合、あるいはカメラで読み取れない方式で記載されている場合は、撮影画面下部の「カード情報を手動で入力」をタップした上で手動で入力してください
(※5)カードの裏面にある3桁の数字(AMEXブランドの場合は表面にある4桁の数字)。記載のないカードでは、カード発行会社が指定するアプリなどで確認可能
(※6)SMS(ショートメッセージ)、電話、カード発行会社が指定するアプリのいずれか
Apple Watchでは、ペアリングした(ひも付けた)iPhoneを使ってセットアップを行います。今回は、iPhoneで既に登録済みのカード情報を流用する場合の手順を紹介します(カードを新規登録する場合は手順が一部異なります)。
Apple Payでセットアップしたタッチ決済は、タッチ決済に対応する加盟店(≒波状マークの掲示のある店舗)で利用できます。ただし、決済端末がタッチ決済に対応していても、契約やソフトウェアの都合で利用できない場合もあります。タッチ決済が利用できるかどうかは、店頭での掲示などで確認してください。
「ならiDやQUICPay/QUICPay+と変わらないのでは?」と思うかもしれませんが、タッチ決済は海外でも利用できるという大きなメリットがあります。海外旅行に行った際も便利に使えます。
国内でも、iDやQUICPay/QUICPay+は利用できなくても、タッチ決済ならOKという店舗をちらほら見かけるようになってきました。iPhoneやApple Payなら、どちらにも対応しやすいことも魅力です。
iPhoneやApple Watchでタッチ決済をする手順はiDやQUICPay/QUICPay+と同様で、以下の通りです。なお、いずれもデフォルト(標準)設定したカードを使う場合を想定しています。
(※5)少額決済の場合は省略されます。また、一定額以上の取引をする場合はサインを要求されるか、ひも付け元のカードでの決済を求められる場合があります(しきい値は加盟店によって異なります)
デフォルト設定したカード以外のカードで支払いたい場合は、画面下部に出ているカードをタップして選択し直してください(Touch ID/Face IDでの認証が必要です)。
iPhoneでタッチ決済を利用する際に、サイドボタンまたはホームボタンのダブルクリックでうまく認識されない場合は、以下のいずれかの方法を試してみて下さい。
【タッチ決済対応カードを「メインカード」にしている場合】
決済端末の準備ができたタイミングで、iPhoneをリーダーにかざしてみてください。認証画面に遷移したらFace IDまたはTouch IDで認証を行い、再度iPhoneをリーダーにかざしましょう。
【タッチ決済対応カードを「メインカード」にしていない場合】
Walletアプリを開いて決済に利用したいカードを選んだら、認証操作を行ってリーダーにiPhoneをかざしてください。
iPhoneやApple Watchでは、Apple Payに登録したICカードを認証なしで利用できるようにする「エクスプレスモード」という概念があります。
基本的に、日本においてエクスプレスモードで使う「エクスプレスカード」に設定できるのは、交通系ICカード(Suica、PASMO)です。一方で、一部のタッチ決済対応カードを、バックアップ用に設定できます。
バックアップ用カードとしてタッチ決済カードを設定しておくと、タッチ決済対応の交通機関において認証を省略して乗車可能です。ただし、全てのカードが対応しているわけではないので注意してください。
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