中国Lenovo傘下の米Motorola Mobilityは6月1日(現地時間)、縦折りスマートフォン「razr+」(グローバルでのモデル名は「razr 40 Ultra」)と「razr 40」を発表した。2019年の発表以来提供している縦折り端末の最新モデルだ。ハイエンドのrazr 40 Ultraは999ドルからで、まずは米国で6月中に発売する計画。
razr 40 Ultraの最大の特徴はカバーディスプレイ(折りたたんだ状態で表示される背面のディスプレイ)だ。先代razrのカバーディスプレイは2.7型だったが、Ultraではカバー全体を覆う3.6型の有機ELで、閉じたままアプリの操作もできる。
メインディスプレイでのアプリの操作をカバーディスプレイに引き継げるのも特徴だ。アプリ実行中に端末をたたむと、カバーディスプレイにボタンが表示され、これをタップすると操作中のアプリの画面がカバーディスプレイ側に開く。
主なスペックは、メインディスプレイはリフレッシュレートが最大165Hzの3.9型有機ELで、プロセッサは「Snapdragon 8 Plus Gen 1」、メモリは8GB、ストレージは256GB。アウトカメラは1200万画素の広角、1300万画素の超広角/マクロのデュアル、インカメラは3200万画素広角。ロック解除は側面にある指紋認証センサーを使う。バッテリーは3800mAhで無線充電にも対応する。色はViva Magenta(赤)、Infinite Black(黒)、Glacier Blue(青)の3色だ。サイズと重さは公式サイトでは見つけられなかった。
razr 40の発売時期と販売価格はまだ発表されていない。主な仕様は、メインディスプレイは6.7型の有機EL(リフレッシュレートは最大144Hz)、カバーディスプレイは1.5型の有機EL。プロセッサは「Snapdragon 7 Gen 1」、メモリとストレージは8GB/128GB。アウトカメラは6400万画素の広角と1300万画素の超広角/マクロ、インカメラは3200万画素の広角。ロック解除は側面にある指紋認証センサーを使う。バッテリーは4200mAhで無線充電にも対応する。色はSage Green、Vanilla Cream、Summer Lilacの3色だ。
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