KDDIとSupershipは、8月8日に共同運営する法人向けメッセージ配信サービス「KDDI Message Cast」のSMS送信用共通番号に楽天モバイルを追加した。今後、SMS受信用共通番号にも追加となる予定。
SMSはメッセージの到達率が98%以上、開封率が80%以上と非常に高い一方、SMSを利用したフィッシング詐欺の件数が増加傾向にある。本サービスでは「0005」から始まる最大10桁で構成される番号を、携帯4社による審査を通過した信頼性の高い企業のみに発行。企業が事前にWebサイトなどで共通番号を公表することで、ブランド名や企業名を悪用したなりすまし被害を抑制でき、個人ユーザーも送信元の番号を容易に識別可能となる。
これまでKDDI、NTTドコモ、ソフトバンクのSMS送受信用共通番号を提供していたが、これより携帯4社のユーザーへ同じ番号を用いたSMSの送信が可能となる。フィッシング詐欺からのユーザーの保護や、なりすましによるブランド毀損(きそん)を防ぐなど、迷惑SMSへの対策につながるとしている。
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