CIO(シーアイオー)は、大阪府守口市に本社のある、主にモバイルバッテリーや充電器、ケーブルなどスマホアクセサリーを中心に製品開発や販売をしている国内メーカーです。ECなどでの通常販売に先駆けてクラウドファンディングサイトのMakuakeに新製品のプロジェクトを立ち上げることもあり、多くの注文を受けていることからも人気の高さがうかがえます。
そんなCIOから新製品を含むモバイルバッテリー3製品、充電器3製品、合計6製品を借りることができたので、特徴や外観、実力をレビューしていきます。
「SMARTCOBY」シリーズは、CIOのモバイルバッテリーブランドです。どの製品も登場時から注目度が高く、筆者も容量2万mAhの「SMARTCOBY TRIO」を購入したことがあります。
今回は「SMARTCOBY Pro SLIM」、「SMARTCOBY DUO」、「SMARTCOBY SLIM」の3つを詳しく見ていきましょう。
SMARTCOBY Pro SLIMは、「世界最薄級」をうたう容量1万mAhのモバイルバッテリーで、クラウドファンディングでは約4000万円の出資額が集まった人気製品です。
カラーリングをそろえたUSB Type-Cケーブルを付属しており、ちょっとおしゃれな雰囲気ですね。
端子はUSB Type-C×2基、USB Standard-A×1基の合計3基。3ポートからの同時充電も可能で、USB Type-C単ポートでは最大33Wでの出力に対応しています。
USB Standard-Aは単ポートで最大22.5Wの出力が可能です。対応するケーブルさえあれば、高速充電が実現します。
SMARTCOBY Pro SLIMは、これだけの大容量、高機能モバイルバッテリーでありながら、約16.2mmという薄さ、約97.6×69mmというフットプリントの小ささが魅力的。重さも約177gしかないので、バッグの中に常備しておいても苦にならないサイズ感でしょう。
残量を4段階または5段階のLEDランプで表示するモバイルバッテリーが多い中、SMARTCOBY Pro SLIMは天面にドットLEDを搭載し、サイドボタンを押すとデジタル数値で表示します。
本体への蓄電と端末への給電を同時進行するパススルー充電を行えるのが便利だと感じました。例えば、「出先でスマホのバッテリー残量がなくなってしまったため、SMARTCOBY Pro SLIMで充電していた。そのSMARTCOBY Pro SLIMの充電も尽きかけたときに、ようやく電源を提供してくれるカフェにたどり着いた」というシチュエーションで、SMARTCOBY Pro SLIMとスマホの両方を同時に(厳密にはスマホが優先される)充電できれば、帰りの道のりも安心できます。
SMARTCOBY DUOは、USB Type-C×2基を備えた容量1万mAhのモバイルバッテリーです。約24.4mmの厚みがあるものの、フットプリントは名刺サイズ。バケツ型バッグやハンドバッグなどでは、SLIMタイプのモバイルバッテリーより収まりが良いかもしれません。
付属物は、取扱説明書等を除けば本体と同じカラーのUSB Type-Cケーブルのみとシンプルです。
単ポートで最大20W、合計で最大40W出力できるので、スマホの2台持ちをしているユーザーでも安心です。
SMARTCOBY Pro SLIM同様、ドットLED表示機能を搭載しており、サイドボタンを押す、端末を充電するなどで、本体のバッテリー残量を数字で確認できます。
SMARTCOBY DUOもパススルー充電に対応しています。本体への蓄電とスマホなど端末への充電を同時に行えるため、カフェやホテルなどコンセントの数が限られている場所でどちらも充電したいというときに便利でしょう。
万が一のお守り代わりや、帰宅までのあと少しのためにモバイルバッテリーを携帯したいという人にぴったりなのがSMARTCOBY SLIMです。こちらは容量5000mAhで厚さ約12mmのスリムでコンパクトなモバイルバッテリーです。
パッケージには、同色のUSB Type-Cケーブルが入っています。
SMARTCOBY SLIMも、バッテリー残量をひと目でわかるようデジタル表示機能を搭載しています。ただしこちらはドットLEDではなく液晶表示です。シボ加工のマットなボディにツヤのある液晶、というデザインなので、どこにバッテリー残量が表示されるか迷わず目を向けられるのがこの製品のメリットでもあります。
SMARTCOBY SLIMもパススルー充電に対応しています。本体へ蓄電中であることを示すデジタル数字の点滅表示と、充電されている端末のバッテリーアイコンでそれを確認できます。
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