新型「iPad Pro」の実機に触れてきた 有機ELと薄型・軽量化の実力は一目瞭然だった(3/4 ページ)

» 2024年05月08日 19時36分 公開
[石野純也ITmedia]

カメラはシングルレンズに

 カメラも前のモデルからアップデートが加わったポイントだ。まず、ビデオ会議などに使用するフロントカメラの位置が長辺側のベゼルに移った。これによりiPad Proを横にして使う際に、中央に写りやすくなっている。この仕様は第10世代のiPadが先行しており、より横位置で利用することを意識したアップデートといえるだろう。

photo カメラは長辺側のベゼルに組み込まれた。Face IDにも対応する
photo 横位置で使う際に、中央に写りやすいのがメリットだ

 背面に搭載されたカメラも新しい仕様になっている。前モデルはメインカメラに加えて超広角カメラも搭載していたが、今回の新型iPad Proはシングルカメラになっている。LiDARは引き続き搭載しているとはいえ、退化しているように思えるが、光を自然に当ててドキュメント撮影時に余計な影をAI処理で消せる「アダプティブTrueToneフラッシュ」を採用するなど、実用的な進化はしている。

 実際にカメラアプリを起動してみると、0.5倍の選択肢がなくなり、1倍と2倍を切り替えられるようになっている。

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photo 超広角カメラがなくなった代わりに、アダプティブTrueToneフラッシュを採用し、書類などに写り込む影を消せるようになっている。よりiPadとしての実用性を意識したカメラ構成と言えそうだ

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