つい先日のことだが、母親の「iPhone 12 mini」のリチウムイオンバッテリーが膨張した。起動はできるし、充電もできるが、背面に熱を持つため、このまま使い続けることは危険と判断した。
iPhoneなどの分解レポートを長年にわたって開示している米iFixitによると、「膨張したリチウムイオンバッテリーは引火したり爆発したりする危険性」があり、デバイスからリチウムイオンバッテリーを安全に取り外せない場合は「デバイスの電源を切り、デバイスから離れ、プロの修理会社に連絡する」ことを推奨している。
母がiPhone 12 miniを選んだ最大の理由はボディーの握りやすさだ。iPhone 12 miniはAppleが2020年11月13日に発売したスマートフォン。Appleは発表時に「世界で最も小さく、薄く、軽い5Gスマートフォン」とアピールしており、5.4型のSuper Retina XDR(有機EL)ディスプレイを搭載しつつ、“4.7型の液晶ディスプレイを備える「iPhone 8」などよりも小さくて軽い”ことをうたっていた。
確かに小型のスマートフォンかつiPhone 12 miniと同じiOSがよければ、2024年現在の選択肢はiPhone 8とほぼ同じボディーサイズの「iPhone SE(第3世代)」しかない。iPhone 12 miniは終売しているからだ。iPhone 12 miniとiPhone SE(第3世代)のサイズ/重量を比べると、奥行きは0.1mm多いが、横幅は3.1mm細く、高さは6.9mm低く、重量は11g軽い。
この小型かつ軽量のiPhone 12 miniを気に入っているからこそ、iPhone 12 miniと同じ128GBのiPhone SE(第3世代)を買う判断には至らなかった。ちなみに、Apple StoreにおけるiPhone SE(第3世代)の128GBの価格は一括6万9800円、キャリア向けは一括7〜8万円台となっている。
このような理由から、自宅からそう遠くない都内某所の修理店へiPhone 12 miniを持ち込み、iPhone 12 miniのリチウムイオンバッテリーの交換を依頼する判断に至った。今回依頼したのは「iPhone修理工房」という修理店で、iPhoneの他に「AQUOS」「Xperia」など他のメーカーの修理も手掛ける。
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