本音レビュー:「iPhone 12 mini」から「iPhone 13 mini」に乗り換えて分かったこと(1/3 ページ)

» 2021年11月08日 14時30分 公開
[石井徹ITmedia]

 5G対応iPhoneの2世代目となるiPhone 13シリーズの中で最も小さく低価格な「iPhone 13 mini」。継続的な性能向上はありつつも、全体としては小幅な強化にとどまっている。前モデル「iPhone 12 mini」を使い込んだ筆者が、細かな違いを探ってみた。

iPhone 13 mini iPhone 12 miniで展開されていたカラーの「グリーン」(画像=左)とiPhone 13 miniのカラー「スターライト」

 一見して13 miniは前モデルのiPhone 12 miniからどこが変わったのかは分かりづらい。その中で、最も違いが顕著な部分は背面カメラだ。

 12世代では「iPhone 12 Pro Max」だけが備えていたセンサーシフト式手ブレ補正を備えるなど、ハードウェアの性能も大きく向上している。加えてバッテリーの持続時間も前モデルより向上している。以下で外観、カメラ、バッテリー持続時間の順に詳しく比較していこう。なお、価格は全て税込み。

iPhone 13 mini iPhone 13 mini。コンパクトさは前モデルから変わらないが、わずかに厚くなった
iPhone 13 mini 背面カメラはより大きくなり、配置も変更されている

iPhone 12 miniよりわずかに厚い

 2020年秋の発表時点で、iPhone 12 miniは5Gスマートフォンとしては世界最薄・最軽量であるとAppleはうたっていたが、その記録は現在も破られてはいない。

 13 miniはそんな前モデルと比べると、わずかに厚く、重くなっている。それでも重さ約140gで、世界で2番目に軽量な5Gスマートフォンといえる。

iPhone 13 mini 12 miniの重量は実測値で133g。発売から1年たっても世界最軽量の5Gスマホの座にある
iPhone 13 mini 13 miniは約7g重くなって140g程度だが、それでも“世界で2番目に軽い5Gスマホ”だ

 厚さの違いは持って比べなければ分からないレベルだ。12 miniは厚さ7.4mm、13 miniは厚さ7.7mmで、その差は0.3mmとなっている。この差が原因で、12 miniの純正ケースは13 miniでは装着できなくなっていることに注意したい。

 見た目で分かる大きな違いはアウトカメラの形状だ。デュアルカメラのレンズは明らかに大きくなり、確かな存在感を放っている。カメラ周辺部の出っ張りの高さも増しているため、13 miniをテーブルに置くと、2度ほど手前向きに傾いた状態で安定する。

iPhone 13 mini MagSafeレザーケースとMagSafeウォレットを装着した両機種
iPhone 13 mini 13 miniに12 miniのケースを装着しようとすると、厚みやカメラ部の出っ張りによってうまく装着できない
iPhone 13 mini ケースの選定は迷ったが、今回もMagSafeレザーケースとウォレットの組み合わせにした。背面の形状が手にフィットしやすくなり、持ちやすくなる
iPhone 13 mini 新しいMagSafe ウォレットは「探す」アプリに対応。最後に外した場所が表示されるようになった

ステータスバーのアイコンが大きく変更

 前面の大きさは131.5(高さ)×64.2(横幅)mmで、形状は角の曲率も含めて全く同じだ。ただし、インカメラやFace IDのセンサーが収められたノッチ部分はわずかに形状が異なっている。

 iPhone 13シリーズのノッチは、Appleによれば20%横幅を縮小したという。筆者が実機で測ってみたところ、12 miniのノッチは横幅が約34.5mm、13 miniは約26.5mmと、実際に約20%減少していた(−6.9mm)。一方で縦幅は12 miniの約4.8mmからわずかに増しており、13 miniでは約5.1mmだった。

iPhone 13 mini ノッチの縮小により、ステーター表示が見やすくなった

 ノッチのサイズはiPhone 13シリーズ全機種で共通だが、特に横幅の狭い13 miniでは縮小効果が大きい。12 miniでは狭い隙間にギュッと押し込まれていたアイコンたちが大きくなり、すっきりとバランスよく並んだような印象を受ける。

 ノッチの高さが増したことは大した影響はないと感じた。上部はステータスバーの表示領域として確保されているため、標準Webブラウザの「Safari」を含む、ほとんどのアプリで表示できる面積は変わっていない。

 ディスプレイ自体のスペックに大きな違いはなく、どちらも「Super Retina XDRディスプレイ」と名付けられた有機ELディスプレイを搭載する。Display P3規格の広色域表示をサポートし、HDR10やDolby Visionに対応する。

 ただし、通常時の最大輝度が13 miniは800ニトに向上している(12 miniは最大625ニト)。動画を見ると、13 miniは赤色の発色がよく、肌の色がより引き立って見える印象だ(なお、ディスプレイは供給元によって個体差があり、製品それぞれで品質に差がある可能性もある)。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年01月06日 更新
  1. 新感覚の折りたたみ「HUAWEI Pura X」レビュー 開くとまるで“ファブレット”のサイズ感、動画も大画面で楽しめる (2026年01月04日)
  2. 筆者が「楽天モバイル+日本通信+povo2.0」を併用しているワケ あえて複数回線を契約してお得に運用 (2026年01月03日)
  3. 令和7年の確定申告は「iPhoneのマイナンバーカード」にも対応 事前準備の方法を解説 (2026年01月05日)
  4. ドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天が2026年年頭所感を発表 「AI」「経済圏」での競争が軸に? (2026年01月05日)
  5. 「iPad mini(A17 Pro)」128GBモデル(整備済品)が28%オフの7万5810円に:Amazon スマイルSALE (2026年01月05日)
  6. 鉄道駅における「時刻表掲示」が減っている件 仕方ない面もあるからこそ工夫が必要 (2026年01月03日)
  7. アクションカメラ「DJI Osmo Action 4」がセールで2.9万円に 旧モデルでも実力は衰えない (2026年01月05日)
  8. メモリ価格の高騰はスマホにも影響あり? スマホを買うべきタイミングはいつか (2026年01月01日)
  9. 飛行機の機内モニターをワイヤレス化できる画面付き完全ワイヤレスイヤフォン「JBL TOUR PRO 3」がセールで2.7万円に (2026年01月05日)
  10. なぜ今、小型スマホなのか? 5.3型「Mode1 Pocket」誕生の舞台裏 あえて本体を厚く、5G非対応にしたワケ (2025年12月29日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年