本音レビュー:「iPhone 12 mini」から「iPhone 13 mini」に乗り換えて分かったこと(2/3 ページ)

» 2021年11月08日 14時30分 公開
[石井徹ITmedia]

つい動画で撮りたくなる「シネマティックモード」が楽しい

 iPhone 13 miniで特に顕著な進化を感じたのはカメラの写りだった。処理能力の向上による画質向上に加えて、12世代ではProモデル限定だったセンサーシフト式の光学式手ブレ補正に対応したのが大きい。12シリーズのカメラ性能は上位モデルの12 Pro/Pro Maxとの差が大きかったが、13世代になって大きく差を縮めた印象だ。

 カメラの進化は、特に明暗差があるシーンにおいて分かりやすくなる。iPhone 13で夜景を撮ると「この小さい本体でここまで明るく撮れるのか」と驚かされる。静止画では「フォトグラフスタイル」という新機能も搭載し、写真の撮影時に色合いやトーンなどを調整することも可能だ。

 ただ、13 miniは上位モデルに近い機能を備えているが、13 Pro/Pro Maxには及ばない部分もある。それが「望遠レンズ」と「マクロモード」だ。ただ、街撮りや人を撮ることがほとんどなら、この2つがなくても不自由は感じないだろう。

iPhone 13 mini 13 miniのカメラは特に明暗差が激しいシーンでの描写力が高くなっている
iPhone 13 mini この写真から3枚は13 miniで撮影したもの
iPhone 13 mini 明暗差のあるシーンでの表現力に秀でている
iPhone 13 mini フォトグラフスタイルで「リッチ(冷)」フィルターを適用して撮影

 iPhone 13シリーズを積極的に選ぶ理由になると感じたのが、動画撮影の「シネマティックモード」だ。これは映画のような映像効果を加えた動画を簡単に撮影できるモードで、13 miniを含むiPhone 13シリーズ全機種が対応する。

 この機能については荻窪圭氏によるレビューが詳しいため、ここでは深く紹介しないが、「使ってみると楽しさが分かる」タイプの機能であることは間違いない。

 被写体は何でもいい。とにかく撮影画面上をタップすると、ふんわりとしたボケを加えたショートクリップが撮れる。操作は簡単。ボケ効果をかける被写体は後から編集できるので、作りこんでいくのも面白い。

 筆者は日常的にスマホで写真を撮る習慣がついてしまっているが、動画は編集や管理が面倒だからと、これまであまり撮影していなかった。ただ、シネマティックモードくらいの気軽さと見栄えなら、日常的に使ってみようかと思ってしまったほど、この機能は気に入っている。

旅の途中にシネマティックモードで撮りためた映像をiMovieアプリでつなぎ、Vlog風にしてみた

 なお、シネマティックモードは撮影中の画角の変更やズームができない。2眼カメラのiPhone 13/13 miniでは、標準画角のみという制約がある。Proモデルは標準画角と3倍ズームの望遠カメラの2つの画角から選んで撮影できる。

 13 miniは画角を選べない制約があるものの、軽いためにポケットのような小さなスペースにも忍ばせておけるので、機動性の高さでは有利だと思っている。

iPhone 13 mini 「シネマティックモード」のためにiPhone 13シリーズを選ぶのもアリかもしれない

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