「iPhone 13」のカメラは“12 Pro並み”に進化していた 13 Proとの画質差は?(1/3 ページ)

» 2021年10月15日 06時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
iPhone 13 mini カメラが斜めに並んだ「iPhone 13 mini」。実に小ぶりでよい。カラーは「ミッドナイト」。「真夜中」の名がついている通り、深くて暗い青である

 新型iPhoneのカメラというと、どうしてもより高性能なカメラを搭載する「Pro」シリーズに目が行っちゃうのだけど、「iPhone 13/13 mini」もちゃんと進化しているのか。

 より気軽なサイズで気軽な価格で買えるiPhone 13/13 miniはどうなのか、ってみんな気になるところで、目に見える違いはデュアルかトリプルかってとこなんだけど、望遠カメラが不要ならiPhone 13/13 miniでいいのか、あるいはがんばってProへ行った方がいいのか。

 そんなことも考えつつ、前モデルに比べてどのくらい進化しているのかチェックである。

実はiPhone 13のカメラはiPhone 12 Pro(マイナス望遠カメラ)のようである

 今回はiPhone 13 miniを試してみたのだけど、カメラはiPhone 13と同じなので文中では特にiPhone 13 miniならではの点を除けば「iPhone 13」で統一します。

 簡単にいえば、iPhone 13のカメラユニットは「iPhone 12 Pro」から「望遠カメラとLiDARセンサー」を外したもの。画像処理の部分が新しくなっているので写りは全く同じってわけじゃないけど、カメラユニットとしては「1世代前のProモデルと同じ」という「実はProレベル」なのである。これはいい話だ。

iPhone 13 mini 左が「iPhone 12 Pro Max」。右がiPhone 13 mini。超広角カメラと広角カメラのユニットは同じだ。

 では最初に「iPhone 12」から13 Proまでカメラ性能を表にしてみよう。

 まあこれで仕事は終わりというか、終わってはダメなんだけどまあ、なんとなく分かるかと思う。「35mm判換算焦点距離」が同じ場合、「実焦点距離」が長い方がセンサーサイズは大きい。つまり高性能なのである。iPhone 12に比べて広角カメラの性能がぐっと上がっているのが分かる。

iPhone 13 mini カメラの主なスペックを表にしてみた

 iPhone 12とiPhone 13を比べた大きな差は「広角カメラ」の性能。広角カメラのセンサーサイズが大きくなり、センサーシフト式手ブレ補正になり、ワンランクレベルが上がったのだ。1年前のProのカメラが入ってきたんだからね。見た目的にもカメラの並びが斜めになっていてレンズ部分が大きくなっているから、レベルアップした感がかなりある。

iPhone 13 mini 左下がiPhone 12 mini。右上がiPhone 13 mini。同じminiでもカメラユニットのサイズが全然違うのが分かる。より目立ちますな

 広角カメラの性能に関しては、スペック上は13 Proの方が上とはいえ、実際の使い勝手や画質に大きな差はない。少なくとも後になって「ああ、こんなことならProにしておけばよかったー」と嘆くほどの差はない……と思う。そういう人は最初からProを買ってください、ってことで。

 望遠カメラに関してもまあ使う人は使うけど使わない人は使わないし、iPhone 13を買う人はその辺重々承知のはずなので問題ない。今回のウリの1つである「シネマティックモード」はiPhone 13でもちゃんと使えるのでこれも問題なし。楽しいよ、シネマティック。

 いきなりだけど、iPhone 13 miniで撮ったシネマティック動画。天気が悪かったのが残念だけど、きっちり撮れているのが分かるかと思う。

iPhone 13 miniで撮ったシネマティック動画をiMovieでつないだもの。ちゃんとシネマティックしている

 もしProにするかどうかで悩む人がいるとしたら「マクロ機能」かな。

 iPhone 13 Proは超広角カメラのAF機構を使い、ギリギリまで寄って撮れるマクロ機能を搭載した。今まで10cmくらいまでしかピントが合わなかったのに、今度は2cmまで(実際にはもうちょっといける気もする)合うようになったのだ。iPhone 13は超広角カメラが固定フォーカス(パンフォーカス)でAF機構を持ってないので、iPhone 13/13 miniには搭載していないのである。これはしょうがないですな。

 ではまずiPhone 12 ProとiPhone 13とiPhone 13 Proで画質に差はあるのか、撮り比べてみよう。

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