鉄道の「自動改札機」はどのように進化したのか 97年の歴史と未来の姿(3/3 ページ)

» 2024年11月24日 10時00分 公開
[岸田法眼ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

顔認証改札も実用化

 2020年代に入ると、大手の鉄道を中心にクレジットカードでも“タッチ&ゴー”ができる自動改札機がお目見えした。普及すると交通系ICカードを脅かす存在になりそうだ。

 究極の自動改札機は顔認証システムで、あらかじめ顔を登録すると、自動改札機が容易に通過できるもの。きっぷの投入、交通系ICカードの読み取り部にタッチする必要がなく、“手ぶらの改札”といえる。2024年6月15日(土曜日)に山万で初めて実用化された。あわせて乗車券も磁気券からQRコードに切り替えた。自前の住宅地にアクセスする鉄道なので、エリアが小さく、導入しやすいのだろう。

自動改札機 ユーカリが丘駅で実証実験された顔認証システム

未来の自動改札機はこうなる

 2023年11月8日(水曜日)から11月10日(金曜日)まで開催された第8回鉄道技術展(2年おきに開催)で、日本信号は“未来の自動改札機”を展示した。

 1つ目は、ガラス張りでオシャレな交通系ICカード専用機。2つ目は交通系ICカード、クレジットカード、QRコード乗車券、顔認証の4つに対応したマルチ認証改札機である。

 特にマルチ認証改札機は、磁気券の投入を除き、あらゆるシーンに対応できるのがウリ。山万の顔認証改札機は利用客が限定されることから、大都市にはうってつけであろう。

自動改札機 日本信号が出展した未来型改札機
自動改札機 日本信号が出展したマルチ認証改札機
第8回鉄道技術展での取材内容。日本信号が展示していた未来の自動改札機は、44分01秒〜45分13秒で取り上げている
前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月11日 更新
  1. スマホの“ミニ”外付けディスプレイが流行の兆し? 若者がインカメラではなく「アウトカメラ」で自撮りする理由 (2026年06月10日)
  2. IIJmioのスマホ大特価セール 中古「iPhone SE(第3世代)」が4980円、「OPPO Reno11 A」が9980円など (2026年06月09日)
  3. ドコモの通信障害に“AIエージェント”が先手 「SNSの投稿」も常時監視するオペレーションセンターの裏側 (2026年06月10日)
  4. JR東日本が2027年春から「二次元コード乗車券」を導入 近距離券売機での磁気券は順次廃止へ (2026年06月09日)
  5. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  6. iOS 27は「iPhone 11」以降で利用可能 iOS 26から据え置きで過去最大のiPhoneに対応 (2026年06月09日)
  7. 「Pokemon GO Fest 2026:東京」のモバイル通信は快適だった? 初対策の楽天モバイルがピーク時に“最速”も記録 (2026年06月10日)
  8. あなたの街の「スマホ決済」キャンペーンまとめ【6月版】〜PayPay、d払い、au PAY、楽天ペイ (2026年06月08日)
  9. 「iPadOS 27」発表 Siri AI対応で生産性が向上、スクショから調べ物も可能に (2026年06月09日)
  10. あのシャープが「ウェアラブル」に参戦? スマホ「AQUOS」新製品予告 詳細は16日に発表 (2026年06月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー