楽天モバイル、関東での5G(Sub6)エリア拡大計画を前倒し 最大1.6倍→2.1倍にまで拡大

» 2024年11月27日 15時15分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 楽天モバイルは11月27日、関東地方での5G(Sub6)エリア拡大を発表した。これは、同社が通信品質向上に向け、2024年内をめどを目標に進めている取り組み。完了時期を当初予定の最大1.6倍を超え、2.1倍にまで拡大した。

Sub6 楽天モバイル 楽天モバイルのニュースリリース
Sub6 楽天モバイル

 計画前倒しの要因に、同社は「共用帯域における衛星通信との干渉調整条件緩和に伴い、関東地方における既存の5G基地局の電波送信出力を上げることで、Sub6エリアを拡大してきたこと」に加え、「Sub6基地局のソフトウェアアップグレードを実施したこと」を挙げている。

 同社常務執行役員で副CTO兼モバイルネットワーク本部長の竹下紘氏は同日のネットワーク勉強会で、「約1カ月の前倒しができた」とした上で、「少し局数を増やしたことと、出力を上げるだけでなく、アンテナの向きを少し上向きにし、電波が届きやすくなるようにした」と述べた。

Sub6 楽天モバイル 楽天モバイルの常務執行役員で副CTO兼モバイルネットワーク本部長の竹下紘氏

 同社は、東海地方や近畿地方でも同様の対策で、Sub6エリア拡大に取り組み、Sub6基地局のキャパシティーの増強施策の効果も合わせて、5G接続時のセル当たりのトラフィック向上を図ったとしている。

 2024年9月末時点で、全国47都道府県に合計1万7494局の5G屋外基地局を展開している同社は、5Gネットワークの8割超でMassive MIMOを採用している。当初からOpen RANベースの完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワークを構築し、仮想化プラットフォーム上で稼働する基地局のソフトウェアをアップグレードすることで、Massive MIMOでのビームフォーミング機能の拡張を迅速に実現した。

 同社は2025年1月から、九州や沖縄などでも同様の施策により、5G基地局のキャパシティーの増強、5Gエリアの拡大を順次実施予定だ。

Sub6 楽天モバイル 楽天モバイルは関東地方における5G(Sub6)エリア拡大の計画を前倒ししたと発表した。左が2024年1月時点、右が11月27日時点でのSub6エリア(ピンク色)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」は何が違う? 3万円の価格差をスペックから検証する (2026年03月10日)
  2. 「iPad Air(M4)」実機レビュー 「もうProじゃなくてもいい」と思えた性能、だからこそ欲しかったFace ID (2026年03月09日)
  3. 「iPhone 17e」を試して分かった“16eからの進化” ストレージ倍増と実質値下げで「10万円以下の決定版」に (2026年03月09日)
  4. 自分で修理できるスマホ「Fairphone(6th Gen.)」を見てきた わずか10分で画面交換、2033年まで長期サポート (2026年03月10日)
  5. 携帯キャリアの通信9サービス、総合満足度はpovoがトップ サブブランド勢が好調 MMDが調査 (2026年03月10日)
  6. 庵野秀明、GACKT、ひろゆき、ドワンゴ川上らが集結 “カメラのいらないテレビ電話”をうたう新サービス「POPOPO」18日に発表へ (2026年03月11日)
  7. 60ms未満の音声遅延速度で端末をワイヤレス化「UGREEN USBオーディオトランスミッター」が30%オフの2309円に (2026年03月09日)
  8. キーボード付きスマホ「Titan 2 Elite」がUnihertzから登場 実機に触れて分かった“絶妙なサイズ感” (2026年03月09日)
  9. Qualcommのウェアラブル新チップが「Elite」を冠する理由 最新モデム「X105」は衛星通信100Mbpsへ (2026年03月11日)
  10. 【無印良品】ウエストポーチもになる「スリングバッグ」が3990円に値下げ中 植物由来の原料を使用 (2026年03月11日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年