技適マークなしの「海外スマホ」を日本で合法的に使うには? メリットとデメリットも解説(2/2 ページ)

» 2024年12月25日 11時58分 公開
[佐藤颯,ITmedia]
前のページへ 1|2       

デメリットは保証面と日本での最適化不足 購入は自己責任で

 続いて、海外でスマートフォン購入する際のデメリットも触れておこう。

 大きなところでは保証面と言語の壁だ。基本的に海外で購入したスマートフォンは購入した国と地域の保証サービスとなる。そのため、日本での別途保証加入や修理サービスは対応できないことがほとんどだ。

 仮に現地のサポートに修理などで持ち込むとしたら渡航費に加えて、翻訳アプリなどを使いながら応対するなどの心労も重なる。基本的に「保証はないもの」と考えた方がいい。

 また、海外の端末は日本の通信環境に最適化されているとは限らない。日本向けの商品と比較して通信速度が出ない、通信が安定しないといったことが考えられる。通信バンドも日本では利用しにくい設定の機種もあるため、各社の対応バンドを把握しておく必要がある。

 これはアプリにもいえる部分があり、動作確認の取れていない海外スマホでは国内向けのアプリは正常に動作しない可能性がある。中国で販売しているHuaweiのスマートフォンをはじめ、Googleサービスが利用できない機種もあるので、日本で快適に利用できるとはいいがたい。

Huawei 法的な問題をクリアできても、日本で快適に使えるとは限らない。写真のHuawei製「P50 Pro」(左)や「P60 Pro」(右)はGoogleサービスを利用できない

 一方で、以前に比べて海外ECサイトが直接日本まで発送できるようになり、フリマアプリで輸入代行を行う人もいる。翻訳アプリの精度向上やキャッシュレス決済の普及によって、以前に比べて現地購入とオンライン購入いずれも海外スマホを購入しやすい環境が整っている。

 魅力的に映る機種も多くあるが、購入にあたっては法的な部分を確認し、各種デメリットや注意事項を確認した上で、自己責任で使用してほしい。

著者プロフィール

佐藤颯

 生まれはギリギリ平成ひと桁のスマホ世代。3度のメシよりスマホが好き。

 スマートフォンやイヤフォンを中心としたコラムや記事を執筆。 個人サイト「はやぽんログ!」では、スマホやイヤフォンのレビュー、取材の現地レポート、各種コラムなどを発信中。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月25日 更新
  1. 「iPhone Duo」はLINEもポケモンGOも“黒い”余白だらけ? 日本の定番アプリは未対応が多く (2026年10月23日)
  2. きょう発売の「iPhone Duo」、Apple 表参道でゲットしてきた 早速開封レポート (2026年10月23日)
  3. 「Androidのマイナンバーカード」がスタートするもフル機能対応機種が少ない件 ポイントは「StrongBox」という仕組み (2026年10月24日)
  4. iPhone Duoを使って痛感した「Face ID」のありがたさ 充電スタンドに置いたまま通知が見られない不便さに苦しむ (2026年10月24日)
  5. ダイソーで1100円の「USB Type-C to HDMIケーブル」でスマホの画面をテレビに映すとどうなる? 対応機種なら試してみる価値あり (2026年10月24日)
  6. 進化した「Siri AI」で感じた、iPhoneの操作を一変させる実力 「AI出遅れ」の汚名返上なるか (2026年10月24日)
  7. モバイルSuicaの新決済「teppay」を早速試した 店員への伝え方や決済音は? スムーズに決済できる? (2026年10月22日)
  8. 「iPhone Duo」を試して分かった9つの疑問と本音 36万円超の折りたたみスマホは「買い」か? (2026年10月21日)
  9. ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDバーライト(Type-C)」が意外と便利 1人暮らしの帰宅時や非常灯に便利  (2026年07月18日)
  10. デジタル庁が「Androidのマイナンバーカード」対応機種を公表 属性証明機能を使える機種は限定的 (2026年10月19日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー