中国HONORは3月2日(現地時間)、スペインのバルセロナで開催されるMWC Barcelona 2025に先立ち、“スマートフォンメーカーから世界をリードするAIデバイスエコシステム企業へと変革する”新たな企業戦略「HONOR ALPHA PLAN」を発表した。
このプランは、3つのステップで構成される。まず、ステップ1で「エージェントAI時代のAIデバイスの新パラダイムをエコシステムで創造」し、ステップ2で「フィジカルAI時代におけるAIエコシステムの新パラダイムを創造」し、ステップ3で「AGI時代における文明の新パラダイムを創造する」としている。
海外での市場シェア拡大を目指し、今後5年間で100億ドルのAI投資を約束し、米Googleとの提携関係を深めるとしている。
Google Cloudとの提携により、最先端の生成AI体験を今後のスマートフォンに統合し、高度なインテリジェンスと革新性、強化されたプライバシー保護をユーザーに提供することを目指すという。
Google CloudのグローバルソリューションおよびコンシューマーAI担当マネージングディレクター、マット・ウォルドバッサー氏は発表文で、GoogleのAIモデル「Gemini」をHONORのソリューションに深く統合することで、ユーザーに新たな可能性を提供することに期待すると語った。
1月にCEOに就任したジェームズ・リー氏は、AI技術の課題と機会に対応するために業界が協力することを呼び掛けた。HONOR ALPHA PLANは、この呼び掛けを具体化し、オープンなエコシステムを構築するための第一歩と位置付けた。
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