Xiaomiが3月2日(現地時間)、スペインのバルセロナで開催されるMWC Barcelona 2025に先駆けて、スマートフォンの新製品「Xiaomi 15」シリーズを発表した。
ラインアップは「Xiaomi 15」と「Xiaomi 15 Ultra」の2モデル。いずれのモデルも中国では発表されており、グローバルでの展開が発表された形となる。日本への投入は現時点では明らかになっていない。価格はXiaomi 15が999ユーロ(約15万6000円)から、Xiaomi 15 Ultraが1499ユーロ(約23万4000円)から。
2モデルともライカ(Leica)と共同開発したカメラシステムを採用しており、「Summilux」レンズを搭載している。プロセッサはQualcommの最上位チップ「Snapdragon 8 Elite」を備え、IP68の防水・防塵(じん)性能もサポートしている。
Xiaomi 15は本体の幅を71.2mmに抑えており、コンパクトなフラグシップ機として訴求する。6.36型(1200×2670ピクセル)の有機ELは3200ニトのピーク輝度を確保。ベゼルを1.38mmに細くしたことで、94%の画面占有率を実現している。
カメラは5000万画素のメイン(23mm)、望遠(60mm)、超広角(14mm)を備えており、14mmから120mmまでの焦点距離をカバーする。 Fastshotモードでは、全ての焦点距離から0.6秒という高速撮影を可能としている。8K 30fpsや4K 60fpsの動画撮影にも対応している。
容量5240mAhのバッテリーを内蔵しており、90Wの高速充電と50Wの高速ワイヤレス充電に対応している。メインメモリとストレージの組み合わせは12GB+256GBと12GB+512GBから選べる。カラーはBlack、White、Green、Liquid Silverの4色で展開する。重量は191gまたは192g。
Xiaomi 15 Ultraは、スマートフォンでプロ級のカメラを求めるユーザーに向けて開発された最上位モデル。より大きく高解像度の6.73型WQHD+(1440×3200ピクセル)の有機ELを搭載しており、3200ニトのピーク輝度を実現。ディスプレイ内に搭載した超音波指紋センサーは、ぬれた指や汚れた指でもより速く確実にロック解除できるよう進化した。落下耐性が最大16倍向上したというガラス構造も取り入れている。
カメラは1型センサーの5000万画素のメイン(23mm)、5000万画素の望遠(70mm)、2億画素のペリスコープ望遠(100mm)、5000万画素の超広角(14mm)の4つで構成される。ペリスコープ望遠カメラがXiaomi 14 Ultraの5000万画素から2億画素にアップしており、1/1.4型センサーとF2.6レンズを組み合わせることで、Xiaomi 14 Ultraよりも136%多くの光を捉えるという。動画撮影機能については、メインカメラとペリスコープ望遠カメラで4K 120fpsのスローモーション動画を撮影できる。
Xiaomi 15 Ultra用のアクセサリーとして、クラシックなスタイルが特徴の「Photography Kit Legend Edition」を別売りで用意する。価格は199ユーロ(約3万1000円)から。カメラのシャッターボタンや67mmフィルター用のリング、2000mAhバッテリーを備えている。
容量5410mAhのバッテリーを内蔵しており、90Wの高速充電と80Wの高速ワイヤレス充電に対応している。メインメモリとストレージの組み合わせは16GB+512GBと16GB+1TBから選べる。カラーはBlack、White、Silver Chromeの3色で展開する。サイズは75.3(幅)×161.3(高さ)×9.35(奥行き)mm、重量は226gまたは229g。
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