「Xiaomi 15 Ultra」は「Xiaomi 14 Ultra」から何が変わった? 実機で詳細チェック 技適ありで日本発売にも期待(1/2 ページ)

» 2025年03月03日 18時58分 公開
[佐藤颯,ITmedia]

 Xiaomiは現地時間3月2日、新型スマートフォン「Xiaomi 15シリーズ」をスペイン・バルセロナにて発表した。現時点で日本での発売は未定。本記事では2月27日の中国向けの発表からほとんど間をおかずにグローバルでもお披露目となったXiaomi 15 Ultraのフォトレビューを、手持ちのXiaomi 14 Ultraと交えて行う。

Xiaomi 15 Ultra Xiaomi 14 Ultra(左)と比較するとぱっと見のデザインは近いXiaomi 15 Ultra

望遠カメラや動画撮影が進化も、可変絞りは非対応に

 Xiaomi 15 UltraはXiaomiのフラグシップスマートフォン。Ultraの名前通り、カメラ性能を重視する最上位の製品で、「iPhone 16 Pro Max」や「Galaxy S25 Ultra」が競合製品といえる。

 プロセッサにはQualcomm製の最新プロセッサ「Snapdragon 8 Elite mobile Platform」を採用し、メモリは16GB、ストレージは512GBまたは1TBを選択可能。カメラは従来機種と同じくライカと共同開発したものを採用する。

 OSにはAndroid 15ベースのXiaomi HyperOS 2を採用し、スマートホームや自動車をはじめとしたコネクティビティやAI機能などを強化した。5年間のソフトウェアアップデートにも対応する。価格は欧州地域向けの税金込みで1499ユーロ(約23万4500円)からに設定されている。

 グローバル向けにはブラック、ホワイト、シルバークロームの3色展開。特にカメラをイメージしたツートンカラーのシルバークロームは質感もよく、現地での注目度も高い。

Xiaomi 15 Ultra
Xiaomi 15 Ultra ブラックとホワイトでは質感が異なる。どちらも地味ながら欧州向け機種にあるごみ箱のシンボルが目立ちにくい点はうれしい
Xiaomi 15 Ultra
Xiaomi 15 Ultra シルバークロームはツートンカラー。PUレザーを使用したことでよりカメラのボディーに近いデザインで、本体の質感もよくなった。Ultraのロゴもデザインアクセントになっている

 Xiaomi 15 Ultraは6.73型のOLEDディスプレイを採用。画面解像度はWQHD+(3200×1440)、120Hzのリフレッシュレート、ピーク輝度3200ニトと明るいディスプレイを採用。Xiaomi 15 UltraではAll Around Liquid Displayを採用。画面端の部分が弧を描いており、触った時の手触りがいい構成とした。

Xiaomi 15 Ultra 実機のディスプレイもかなり明るく、視認性は良好だ
Xiaomi 15 Ultra ディスプレイ端の部分が弧を描いている

 Xiaomi 15 Ultraで注目すべき点はカメラ性能。今回も従来に引き続きライカと共同開発したカメラシステムを採用。レンズは全てSummilux(ズミルクス)を冠するものを採用した。

 カメラは4眼構成。1型のイメージセンサーを採用した5000万画素の広角カメラ(F1.63)、最短撮影距離が10cmと寄れる5000万画素の3倍望遠カメラ(F1.8)、5000万画素の超広角カメラ(F2.2)を備える。

 今回は新たに2億画素の4.3倍望遠カメラ(1/1.4型、F2.6)を搭載する。インセンサーズームを用いることで、17.2倍のロスレスズームも可能となり、超広角から28倍の範囲にて劣化を抑えて撮影できるとした。

 特に夜間撮影性能が大きく向上したとしており、4.3倍望遠は1/1.4型というメインカメラ並みの大型センサーを採用したことで、夜間でもキレイに撮影できることをうたっている。

 その一方、従来まで備えていた可変絞りは廃止され、超広角カメラの画角も12mmから14mm相当へと改められた。Xiaomi 15 Ultraでは望遠カメラのメカ機構の大型化、動画撮影機能を強化するために手ブレ補正機能を強化した結果、これらの変更があったものと考えられる。

 ソフトウェアでは一新されたファストショットモードを備える。以前よりもシャッターラグを抑えることができ、大切な一瞬を逃さないとしている。動画撮影機能を強化しており、4軸の光学式手ブレ補正と電子手ブレ補正を用いることで4.5段相当のぶれ補正を行う。

 10bit LOGフォーマットでの動画撮影に加え、4.3倍の望遠カメラでも4K120fps撮影が可能。動画撮影性能もクリエイティブな需要に応えられるスマートフォンへと進化した。

Xiaomi 15 Ultra カメラ周りの意匠はより「カメラ」を意識したものに進化した
Xiaomi 15 Ultra Xiaomi 14 Ultraと比較するとカメラの配置が異なる。これは4.3倍望遠カメラのレンズ機構が大型化したことによる変化だ
Xiaomi 15 Ultra Xiaomi 14 Ultraで好評だった広角カメラの可変絞り機構は本体スペースの関係からか廃された

 Xiaomi HyperOS 2ではAI機能も強化。生成AIを用いた写真のディテールアップ、画像の拡張生成機能を備える。この他にはリアルタイム翻訳などのXiaomi独自のアプリに加えて、Googleとの提携も強化。Geminiと自社製アプリの連携もアピールしている。

 本体バッテリーはXiaomi 14 Ultraの5000mAhから5410mAhへ増加。競合にあたるGalaxy S25 Ultraの5000mAhと比較すると大容量だが、中国版の6000mAhよりは少ない設定。それでも後述のカメラグリップを合わせると7410mAhの容量を備え、従来よりも長く使えるとした。充電速度も高速で、90Wの有線充電に加えて80Wのワイヤレス充電にも対応する。

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