カメラグリップの「Photography Kit」は3世代目となり、「Legend Edition」へと進化を遂げた。USB端子へ給電する仕様はそのままバッテリー容量が増加し、グリップの質感が大きく向上した。
シャッターボタンはストロークが深くなり、半押し操作を含めて押しやすくなった。ズームレバーやダイヤルの操作感もよりカメラに近い感覚へと進化。内蔵バッテリーも2000mAhへ増量されている。その一方で、今回は地域によって提供方法が異なるため、Xiaomi 14 Ultraのように一律で同梱される状態ではない。
シャッターボタンは着せ替えもできる。色の異なるものが2つ付属しているが、汎用(はんよう)品と互換性があり、利用者がカスタマイズもできる。グリップ付近にはストラップホールも新たに追加され、2点がけができるようになった。
今回登場したブラックは赤いアクセントを意匠としたデザインが特徴だ。画面側にもグリップも追加できるようになってより使いやすくなった。Xiaomi 14 Ultra向けのグリップと比較しても高級感が増している。
Xiaomi 15 Ultraは基本性能やAI機能はもちろん、本体の質感もしっかり向上させて、よりグローバル市場で戦えるフラグシップスマートフォンとして進化を遂げた。
支持されていた可変絞りなどが廃されたことは惜しいが、望遠性能や動画撮影際性能が向上していることを踏まえると、よりさまざまな場面で使いやすいカメラ構成に進化したと評価できる。
日本での販売については未定だが、グローバル向けの製品には技適マークを確認できた。2024年と同様なら日本でも発売される可能性が高い。進化した最強のカメラスマホが日本でも登場することに期待したい。
佐藤颯
生まれはギリギリ平成ひと桁のスマホ世代。3度のメシよりスマホが好き。
スマートフォンやイヤフォンを中心としたコラムや記事を執筆。 個人サイト「はやぽんログ!」では、スマホやイヤフォンのレビュー、取材の現地レポート、各種コラムなどを発信中。
「Xiaomi 15」「Xiaomi 15 Ultra」グローバル発表 “ライカのカメラ”や耐久性がさらに進化
「Xiaomi 15 Ultra」、中国で発表 夜景に強く、見た目も“Leicaカメラ”らしく 約13万から
中国版「Xiaomi 15」を試す コンパクトな最新“ライカ監修カメラスマホ”はiPhoneやGalaxyの対抗馬になる存在
「Xiaomi 14 Ultra」「AQUOS R9 pro」徹底比較 “ライカのカメラ”性能はどちらに軍配が上がる?
約20万円でも「Xiaomi 14 Ultra」が想定以上の反響だった理由 ミッドレンジは“企業努力”で価格を維持Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.