GoogleのパーソナルAIアシスタント「Google Gemini」が、iPhoneのホーム画面のウィジェットに対応した。アプリのバージョンを「1.2025.1662203」にアップデートすると、利用できるようになる。
ウィジェットは2種類あり、1つは正方形サイズ、もう1つは長方形サイズだ。Geminiの(十字のような)マークか「Geminiに相談」をタップすると、Geminiにすぐに相談できる。マイクのアイコンは音声入力に対応する。カメラアイコンはプロンプト(質問や相談)の内容に写真を付加する際に利用できる。
長方形サイズでは、デフォルトでギャラリーアプリから写真を選択できるアイコンが設定されている。撮影後の写真をプロンプトに付加できる。ウィジェットから人との会話のようにやりとりができる「Gemini Live」の体験も可能だ。
Geminiの新しいホーム画面ウィジェットはGoogle(検索)アプリのデザインに倣っており、多くのユーザーから求められていた機能である。一方で、他のユーザーからはiPadに最適化されたアプリを求める声も上がっており、Androidタブレットではすでにそうしたインターフェースが提供されている。
「Googleアシスタント」とGeminiの大きな違いは、GeminiはLLM(大規模言語モデル)がベースになっていることだ。LLMベースのGeminiでは、Googleアシスタントより自然言語での複雑な質問を理解できる他、長文の要約など、Googleアシスタントにはできなかったことが可能だ。
「Google Pixel 9」シリーズの「Gemini」アプリ。電源ボタンの長押しだけで起動できる。同シリーズで、デフォルトのアシスタントアプリが「Googleアシスタント」からGeminiに置き換えられた
「Gemini Live」のカメラと画面の共有機能、すべてのAndroidで利用可能に
音声でAIと会話する「Gemini Live」が日本語に対応 40言語に拡大
Pixelシリーズに「Gemini Live」でカメラに写ったものについて会話できる新機能追加
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